第411号 (22/08/07 登録 22/08/10 更新)
目次
[編集後記]
- 2022年8月号、オンライン版289号をお送りします。
- 先月は選挙中に元首相が殺害されるというショッキングなニュースがありました。新型コロナはいったん収束するように見えたあと、第7波がこれまで以上の猛威を振るっています。ウクライナの戦争も先が見えないまま。重苦しい日々が続きます。
- でもこんな時こそSFを読む意義もあると思うのです。オクティヴィア・E・バトラーはこう言っています。「SFにおける現在や未来や過去についての思考にはどんな意義があるのか。警告したり、別の思考や行動を考え出したりするSFの傾向にはどんな意義があるのか。科学や技術、社会組織や政治的な方向性を問い直すことにはどんな意義があるのか。最高のSFは、想像力と創造性を刺激する。読者と作者を、おなじみの道から外れたところ、「みんな」が言ったり、したり、考えたりしているひどく狭い小道から外れたところに導くのだ」(「前向きな強迫観念」より)
- シミルボンに大野万紀のSFレビューとコラムを登録しています。どうぞよろしくお願いします。
- 次号は9月4日ごろに登録の予定です。
22/08/07(大野万紀)