２０１８年７月号、オンライン版２４０号をお送りします。
去年よりだいぶ早めの梅雨入りと思ったら、もう梅雨明けですか。やっぱり日本列島がだいぶ亜熱帯化しているのでは。
６月１８日に、大阪で震度６弱の地震がありました。西宮では震度５。２３年前の震災を思いだして、ぞっとしました。THATTA関係者でも、幸いケガをした方はおられなかったようですが、家の中の物が壊れるなど、かなりの被害を受けた方もいらっしゃいます。わが家は小規模な書籍流が発生したくらいで無事でした。
しかし、決して巨大地震というわけでもないこのたびの地震で、これだけの被害が出たというのは、大都市での災害の恐ろしさを示しているといえます。すぐそばに迫っている南海トラフ地震や都市直下型の巨大地震を思えば、恐ろしい限りなのですが、とはいえ毎日ピリピリと緊張して暮らすわけにもいきませんからねえ。
今度はハーラン・エリスンの訃報。６月２８日に８４歳で亡くなられました。年齢からいえば仕方がないとはいえ、やはりショックです。エリスンについてのぼくの思いは、『ヒトラーの描いた薔薇』の解説に書いていますので、よろしければ読んでみて下さい。本当に、慎んで哀悼の意を表します。
THATTAの例会にもよく顔を出されている堺三保さんが、短篇SF映画「オービタル・クリスマス」の作成のため、クラウドファンディングを立ち上げられました。さっそく応援される方が多数いらっしゃっています。いよいよ動き出したという感じですね。まさに快挙です。
シミルボンに大野万紀のSFレビューとコラムを登録しています。こちらもどうぞよろしく。
次号は８月５日ごろに登録の予定です。