第239号 (08/03/30 登録 08/04/05更新)
目次
[編集後記]
- 2008年3月号、オンライン版117号をお送りします。
- アーサー・C・クラークが亡くなりました。90歳でした。ニュースを聞いてすぐは、まあ大往生だったなあ、といった程度の感想だったのですが、次第にしみじみと感じてくるものがあります。とりわけ、これからはクラークのいない世界なのだと思うと、本当に胸に迫る気がします。複雑化した現在、クラークのような、しっかりとした未来のビジョンを示してくれる作家は、なかなか現れてこないように思うのです。クラークはSFにとってだけでなく、将来の科学者や技術者たちに、〈未来のプロフィル〉を描いて見せた、それだけ大きな存在だったといえるでしょう。彼のビジョンを継ぐ人々がこれからも活躍して、少しでも良い未来を築いていくように期待したいと思います。
- 次号は4月27日ごろに登録の予定です。
08/03/30 (紀)