Vol. 04 (通巻 126) (98/06/07
登録 06/09更新)
目次
[編集後記]
- THATTA会員である翻訳家の古沢嘉通さんが「バベル翻訳大賞の新人賞」を受賞されました。おめでとうございます。まあ、なにを今更「新人賞」という気がしないでもないけれど、昨年の『火星夜想曲』をはじめとする、氏のこれまでのSF翻訳が認められたのだと思って、ぼく自身も大変嬉しい気持ちです。次はいよいよ星雲賞ですね!
- 今月はみなさん多忙で、原稿の集まるのがいつもより遅い。全部そろうまで待っていてもアレなので、とりあえず公開とします。「内輪」はSFセミナーレポート付きだし、内容的にはそれなりに充実していると思うのですが。
- 「個人的なはなし」のおまけは、心境の変化で「GLAYな日々」を書いていない(がGLAYファンには変わりないそうです)久美子さんへの私信です。勝手に公開しちゃてごめんなさい>みーまさん。だって面白いんだもの。
- 印パが核実験して、核拡散が現実のものとなりました。ブルース・スターリングの描く世界が、もうそこまできているようです。その一方で、ペプシの懸賞に当たれば宇宙旅行ができる時代でもあります。いよいよ本当に時代が変わろうとしているような実感です。
- 次号は順調なら7月6日ごろ登録の予定です。原稿は早めにちょうだいね。
98/06/07 (紀)
- きくちさんと木口さんと水鏡子さんから原稿が届き、やれやれです。ついでに、「内輪」にも少し追加して、THATTA会員である堀晃さんの、新潮文庫『マッド・サイエンス入門』についた大野万紀の解説も収録してみました。大昔の原稿ですが、SFの科学は“マッド・サイエンス”であるべきだ、というあたりは今も基本的に変わっていないつもりです。
- 「表紙の科学」はますます快調です。今回は二重振り子のカオスで、もちろんJAVAによる実演つきです。これがいつまで見ていても飽きないんだなあ。カオスに関する大学レベルのしっかりしたレクチャーが実演つきで見られるこのシリーズ、どうぞご愛読下さい。
98/06/09 (紀)