２０１８年３月号、オンライン版２３６号をお送りします。
第38回日本ＳＦ大賞が発表になりました。受賞作は、『ゲームの王国』（小川哲）、『自生の夢』（飛浩隆）の二作。そして功績賞が故・山野浩一さんに贈られました。
小川哲さん、飛浩隆さん、受賞おめでとうございます！また山野浩一さんの功績賞も非常に納得のいくもので、喜ばしい限りです。みなさん、大変おめでとうございます。
冬季オリンピックも終わりましたが、２月にぼくが一番ワクワクしたニュースは、イーロン・マスクのスペースＸによる、超巨大ロケット、ファルコン・ヘビーの打ち上げ成功です。民間企業が火星移住を目指すという、５０年代ＳＦみたいな話で、無茶っぽいけど、気宇壮大じゃないですか。しかも何度もの失敗にもめげず、着実に実績を積み上げて、ついには本当に赤いテスラ・ロードスターを火星に向かう軌道に乗せちゃった！　その宇宙カーのダッシュボードには「DON'T PANIC」の文字が！　お茶目ですねー。そして何より興奮したのが、２機のブースターロケットを、逆噴射で地球に帰還させたところ。この画像なんて、まったく昔のSF映画そのもので、もうウルウルしちゃいます。やっとぼくの知ってる２１世紀が来たって感じですね。
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次号は４月１日ごろに登録の予定です。