本家BookReviewOnline(PC向けサイト)もご参照ください。
モバイルならfacebook、またtwitterでお知らせします

ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。

決定論

 3月です。春一番が吹いて、太平洋岸は暖かい一方、北海道とかアメリカ北東部では大変な吹雪という今日この頃。この辺りでは、最低気温がようやく氷点下を越えてきました。丘陵地なので、いつも夜明けごろが寒いのです。

 先月はシミルボンに2本のコラムを掲載しました。「アーシュラ・K・ル・ヴィンが亡くなりました」「映画Annihilationに見る、彼岸世界は徒歩圏内」です。後者の映画は、劇場公開はないのですがNetflixで見られます。今月あと1本を書く予定。

 さて、先日確定申告を終えました。まあ私の場合、青色申告でもないし「取引先/額」が少ないので、そもそも簡単なのですが。すでに税務署からの還付金振り込みまで完了。ここ数年はe-TAXを使用、PC入力のみで、プリントアウトや郵送の手間もなく、とても楽ですね。送信⇒受付⇒承認⇒還付までの日数も短い。

 確定申告システムのUIは、役所関係では比較的良くできていると思います。昔から、税務署は受付業務も親切でした(今年は特に低姿勢かも)。入口の出来が悪いと、納税に支障が出ますよね。システムの計算は自動、単に手持ちの支払調書/証明書の数字を入れるだけ、データ保管や過去の申告データの参照、送信まで手順に従うだけでできます。

 ただし、郵送なしにするためには、電子証明書(旧住基カードか、マイナンバーカード)が必要になります。マイナンバーは、プライバシーの関係で嫌っている人も多いのですが、カードの取得有無で何かが変わるわけではありません。少なくとも、税務関係では便利でしょう(というか、今のところ、それ以外ではまともに使えない)。市町村役場での入手手続きはめんどうなものの(本人確認できる顔写真入り証明書がないと、お役所ループ地獄に陥って大変)、以後の郵送も面談もいらなくなるので、引きこもりの人にはおすすめです。

 創作の31作目は「決定論」です。決定論はギリシャ時代から、中世、近世、現代まで、著名な哲学者が何度も議論を交わしてきた大きな命題です。とはいえ、あくまでも抽象的な定義の問題です。最近では脳科学関係で話題になったことも。主人公は、決定論の下に作られた社会で生きるのですが、一つの発見が社会を揺るがせるようになります……。

(左の写真、またはこちらをクリックすると別ウィンドウが開き本文が読めます)

 いつもと同様、これら作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。すべてフィクションです。特定のモデルは存在しません。


THATTA 358号へ戻る
トップページへ戻る