今年の京都SFフェスティバルは10月10日(土)から11日(日)に昨年同様、合宿を伴うリアル企画として開催されました。会場も昨年と同じ、京都駅から徒歩5分のYIC京都という専門学校の会議室です。ちょっとわかりにくい所ですが、昨年と同じだったので問題ありませんでした。
早めに着いたので、開場前に会議室の外で座って待っていると、知っている顔が続々と。挨拶して話に花が咲く。他の人の邪魔になるようだとSFゴロと言われがちなところですが、長く続いているイベントはこういうのも年寄りの楽しみの一つですね。
以下は、メモと記憶に頼って書いています。もし間違いや勘違い、不都合な点があれば、訂正しますので連絡してください。なお、写真はクリックすると拡大できます。
最初の本会企画は、作家・シナリオライターの緒乃ワサビさん(写真右)とアニメやラノベ関係のライター太田祥暉さん(写真左)の対談。「広がるSFの裾野――SF・ライトノベル・ノベルゲーム」。
緒乃さんはゲーム製作やイラスト製作、マンガ原作、シナリオ作成などのLaplacianという会社の代表をされており、ゲームでは「白昼夢の青写真」などで知られ、そのノベライズも書かれています。また小説では『天才少女は重力場で踊る』が新潮文庫nexから出ており、大変人気を博しておられるとのこと。
さすが若くして会社を建てられるような方でとても勢いがあり、太田さんはときおり質問されたり全体的な状況について口を挟まれる程度でした。
アインシュタインの時間論にあこがれて、大学は物理学科に進学したものの、統一場理論は作れず、一念発起して在学中に会社を設立したのだそうです。
その緒乃さんの作品を千葉県船橋のある本屋さんが大プッシュしてくれて、個人フェアまで開いてくれたとのこと。何かその界隈ではとても有名な本屋さんだそうですが、嬉しかったでしょうね。
設立した会社でSFノベルゲーム(18禁)を作り、それが売れて評判になったのですが、様々な事情でトーンダウンすることに。PCにDVDドライブがつかなくなってゲームを買ってもインストールできないとか、クレジットに規制がかかったり、大手がパッケージの流通から撤退したりとか、それにノベルゲームには時間がかかるのでそこにも壁がある。
結局エロゲからは撤退して会社も新しくし、ゲーム機でも遊べるように全年齢化して今に至ると。(このあたりの時系列については、聞いているだけではよくわからなかったところもあり、間違っているかも知れません)
さて元々はノベルゲームですが、SFとの関わりについて。基本的に時間ものに興味があり、世界観が違う複数の世界をSF的なギミックでつなぐことで、それ以前に作った世界を流用できる。SF的・理系的な要素を用い、説得力をもって物語をまとめることができるとのことでした。
緒乃さんは小説を書きたくて新潮社exの編集者に直談判されたとのことでしたが、その編集者の方が会場に来ておられ、壇上に呼び出されて急遽対談に参加。『天才少女は重力場で踊る』のいきさつなどを話されていました。
ぼく自身のほとんど知らない分野の話なので(ラノベはともかくエロゲははるか昔に水鏡子にもらったアリスソフトのものをやったことがある程度)、業界の話などとても興味深く聞くことができました。
午後一番、2つ目の企画は、作家の井上雅彦さん(写真右)と主にインターネットで活躍されている梨さん(写真左:顔出し不可)の対談で「SFとされるホラー、ホラーとされるSF~私たちは何に驚嘆させられるのか~」。
ぼくは昼食からの帰りが遅くなったため途中からの参加となりましたが、『異形コレクション』の表紙などがバックに表示されており、ちょうどその話になったところのようでした。
ホラーのアンソロジーにテーマをつけるということについて、『異形コレクション』の第1巻は、お化け屋敷とか幽霊とか呪いといったテーマではなく、「恋愛」をテーマにしたと井上さん。怪奇幻想ものって、たいてい異形な恋愛があるじゃないかという思いだったそうです。
異形コレクションにSFがかなり含まれている件について井上さんは、ぼくはホラーのアンソロジーを作ろうと思っていたが、参考にした海外のホラーアンソロジーにはSF作家がたくさん入っていたことがある。異形コレクションの第1巻に書いてもらった作家さんにも、中井紀夫さん、朝松健さん、菊地秀行さん、竹河聖さんなどSFやファンタジーの人が多く含まれ、第2巻のテーマは「侵略」だから、さらにSFの友だちが集まったとのことでした。
梨さんは『反ミーム部門は存在しない』で話題の「SCP財団」で翻訳をされていたそうで、日本のSCPには海外作品の翻訳をする流れと、日本語で独自のSCPを作ろうとする流れの二つの動きがあったという話をされました。井上さんはSCPについては、海外のものと書いてあるけど、全部日本で作っているんだと思っていたとのこと。
梨さんが、SCP財団でやっていることは、「不幸の手紙」とか子どものころに学校ではやったというヤバイ遊びに似ているのではと思うのですが、知識としては知っているが自分でやったことはなく、井上さんのころはどうでしたかと質問。井上さんは、ぼくのところには手紙じゃなくハガキで来た。小学校のころかな。汚い字で書いてあったからクラスの誰かすぐわかった。「不幸の手紙」じゃなくて「幸福の手紙」だったようなと答え、そのころは「こっくりさん」にしてもただの遊びで、過呼吸になった、集団ヒステリーになったというようなホラー的な怖いものじゃなかったそうです。梨さんは「こっくりさん」で集団ヒステリーが発生した事件は2015年くらいかなとのこと。
梨さんは2000年生まれで、「ノストラダムスの大予言」もリアルには知らないわけですが、井上さんは世紀末の雰囲気について、予言なんかよりも公害、大気汚染、核戦争の恐怖、大震災、そういうものが本当に怖かったという話をされる。オカルト的なホラーじゃなくて、本当のリアルなホラー。ちょうど『日本沈没』も話題になっていたが、そっちはフィクションだと思っていたそうです。
井上さんから、今度出る『異形コレクション61』に、若手のホラー作家の方がすごいSFを書いているので期待して下さいとのこと。井上さんはまた、『反ミーム部門は存在しない』にキャッチフレーズを1つ考えたと言って、それは「忘れようとしても思い出せない」。これって、確かに年を取ると実感しますね。
最後に、梨さんがSFとホラーの共通点として「不快なことを面白がれる」ことを挙げ、井上さんが「ものすごく感動するものって、最初は怖いんですよ」という話をされて終わりました。
3つめは作家の矢野アロウさん(写真左)と草野原々さん(写真中)に翻訳家・書評家の鯨井久志さん(写真右)が聞く「これからの宇宙SF」。
司会の鯨井さんから、お二人は結構宇宙を題材にしたSFを書いておられるが、そういうSFを書こうと思ったきっかけにはと、話が始まりました。
『ホライズン・ゲート 事象の狩人』で長編デビューされ、この前出た第二長編の『マイ・ボディ・オン・ザ・ムーン』が大変評判となった矢野さんは、大阪出身で、元々ポピュラーサイエンスに興味があり、父親に買ってもらったSFも読んでいた。ブラックホールとか面白そうな科学的な話題があると、それを題材にしたSFを書くことが好きで、それがデビュー作につながったとのことでした。
草野さんもお父さんが太陽の研究をしていたのが宇宙に興味をもつようになったきっかけであり、またおじさんの部屋にSFがたくさんあったことが、SFを読むようになったきっかけとのこと。理系に進んだが数学が苦手で、研究より小説に向かったとのお話でした。数学が苦手というのが、数字がわからなくなって、2と5がどっちだったかわからなくなるというのにはちょっとびっくり。
二人ともディックが好き(ただし好きな作品の傾向はかなり違う)という話から、宇宙SFを書くときはどんな進め方をされるのかという話に。
矢野さんはサイエンスの本で興味をもった物理ネタを広げていく。『ホライズン・ゲート』なら、ホーキング輻射の話からその傍にいたらどうなるんだろうとか。ブラックホールの近くに行った人はいないわけで、そこに書く余地があると。
宇宙SFでも、昔は宇宙が膨張するのか縮小するのかといった話があって、小さい頃はバネが縮むみたいにまた縮小するんだろうって思っていたのに、何十年か前に宇宙は加速膨張しているという説が有力になった。どこまでも大きくなっていくっていうので自分の中の宇宙観が全然変わってしまってどうしたものかと。それがまたダークエネルギーで縮んでくるという話がリバイバルしてきたり。来年くらいにはもっと詳しいことがわかるかも知れない。そんなことを空想しながら書くんですとのことでした。
草野さんはとにかくスケールが大きいものが好きで、物理ネタでもまず景色を重視する。でっかい景色を描こうとするとその美しい光とか歪んだ光景とかを成り立たせるためにはどんな物理現象が必要なのかを考える。そこで主人公が活躍し、アクションを映えさせるにはどんな物理現象を起こすのがいいか逆算して考えるというように進めます。
鯨井さんが、なるほど矢野さんとは似ているけど逆な感じがしますね、と話すと、矢野さんがそれに答えて、確かに計算して書いてはおらず、わりと行き当たりばったりですねと。『マイ・ボディ』がぶ厚くなったのも、一応結末は考えているが、そこに向かう途中で思いついたことを詰め込んでいくので、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしましたとのことでした。
ここで草野さんから今やっている仕事についての重大発表があったのですが、どこまで書いていいのかわからないのでパスします。そのうちネットで詳しい発表があるでしょう。
この企画のタイトルになっている「これからの宇宙SF」について、お二人の今後の仕事にからめて鯨井さんが聞くと、草野さんから以下のようなワクワクするような発言が(もっとも直接次の作品に関わるわけではなさそうでしたが)。
草野さん:金星です! 金星が来るんです! 次の宇宙SFには金星が来ます。それは住みやすいからです。
まずですね、みんな金星は熱いと思っていますが、地表から50km上空は30度くらいで地球とほとんど変わらない気温。その辺は大気圧も地球と同じくらい。重力も地球の9割くらいでほぼ同じ。まあ硫酸の雨は降ってますけどね。
でも火星を見てください。火星の重力は1/3しかなくて、長く住んででいると骨も筋肉も衰える。金星はそんなことない。硫酸にしたって、火星の砂は有毒なレゴリスで、細かい針のようなものでどこにでも入り込んでくる。それに較べれば硫酸を防ぐなんて今の技術でもずっと簡単。それに有害な宇宙線だって金星の大気は防いでくれる。
みんな次の宇宙SFっていったら火星を目指すんだと言いますが、火星より金星の方がずっと住みやすい。いま金星が熱いんです!
上空50kmに巨大気球都市を浮かべて暮らすSFが熱い。金星の1日は長いからそこは考慮しないといけないけれど、太陽光発電よりも金星なら風力発電が使える。スーパーローテーションっていうすごい風が吹いているから。
金星は内惑星なので行くのが大変という意見には、確かにそうだけど、大気で減速できるので減速のための燃料はいらない。もう金星が圧勝です。
以上、金星デベロッパーのプレゼンテーションでした。
でもそんな金星SFはけっこうあるし、つい最近も読んだ記憶があるのにタイトルを思い出せない(と思ったら、理山貞二さんの「折り紙宇宙船の伝説」でした。合宿企画で思いだした)。
矢野さんが今興味があるのはホログラフィー理論とのこと。この三次元の宇宙が実は二次元の情報から創発されたものだとか。そういう理論に触発されて短篇「砂を渡る男」(『地球へのSF』に収録)を書かれたとのことでした。
11月には『ホライズン・ゲート』が文庫化され、そこにスピンオフ短篇が載るとのこと。またそれから『ホライズン・ゲート2』の執筆にとりかかる予定だそうです。
草野さんは、今やっている仕事が終わったら新作に取りかかって来年中には短編集を出したい。そして新しくSFミステリ、特殊ミステリにも挑戦したいとのこと。SFマガジンの架空生物特集に書いた短篇の続編で、サイボーグ・ヤスデが探偵として活躍する話だそうです。これは面白そう。
お二人とも大変刺激的で面白いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
大森望さんらと夕食後、合宿所へ。今回の合宿は昨年と同じで、近江屋旅館。会場からは歩いて行けます。中はやっぱりダンジョン。
ディーラーズとなった広間へ水鏡子がダンボール箱2つ分、40kgを送ってきており、その中には水鏡子の書庫でダブったなろう本が箱2つ分(冊数は知らん)。
水鏡子という人は買った本を売ったり捨てたりすることがないので、買っていたのを忘れてダブった本だけでも何百冊とあるのです。今回はそのうちのなろう本だけ、それも1巻と2巻のみを送ってきていて、京フェス合宿に来た人に無料で持ち帰ってもらおうというのです。1、2巻のみなのは、それで面白いと思ったら続きはネットで読むだろうということらしい。
写真はディーラーズに広げたそのダブりなろう本の一部です(クリックで拡大)。
まあ手に取って見る人はいても、持ち帰るのはごく一部だけだろうなと思っていたら案の定。翌朝になっても半分以上が残っていて、また箱詰めして送り返すことになった模様。
読んだことのないSFやファンタジーの本がタダで持って帰れるというのになんでや~としきりにボヤいていたそうですが、読もうと思えばネットで読めるのに、紙の本は荷物になるだけだからじゃないんでしょうか。知らんけど。
残った本は1箱分を詰めて自宅に送り、残りは袋かバッグに入れて古本屋方面へ去って行ったとのことですが、古本屋へ売るためではありません。新たに買う古本とまとめて1箱にし、自宅に送り返すためなのです。まこと、古本極道のやることは理解を超えています。
最初に行った合宿企画はその水鏡子と太田祥輝さんによる「SFファン交流会出張版「ラノベ50年!進化し続けるライトノベル最前線」。
いつもZoomでやっている「SFファン交流会」。今回は京フェス合宿に出張してのリアル開催です。
太田さんが2010年代の5大トピックとして重要なラノベを5冊紹介。
水鏡子が、そのうち3冊はなろう系だったと続けます。そして5冊全部アニメ化されている。
『本好きの下剋上』は元々は紙のない世界で本を作ろうとする話で、実質2章まででよく出来た異世界SFとして完結している。それ以後はすごい魔力をもつ主人公のパワーファンタジーだとのこと。
太田さんも、そこから先は貴族や政治の話になったと言います。それでも5章まできちんと話を続けていると水鏡子。
SFファン交流会のみいめさんが、以前のSFファン交流会で太田さんも執筆に加わった「ライトノベル大全」の話があったが、そこでは少女小説的なライトノベルを外していたと話し、2010年代以降、男性向けだったライトノベルに百合も含めて女性読者が増えたことを指摘。そのあたりについての太田さんの見解を尋ねます。
太田さんは、ぼくが途中参加したときにはもう「ライトノベル大全」には少女向けを含まない(少女向けは別の本になるから)方針が決まった後だったと話され、本来少女向けもライトノベルに含むべきだと考えているのは大前提とした上で、女性向けが別レーベルとなったり、対象の年齢層が変わったり、マーケティング的な事情もあって、そこを分けるというのはどうしても自然にあるよねと思っているとのことでした。
なお関係者の中で積極的にXを使っているのが太田さんだけだったので、あれが載ってないとかいった批判が太田さんに集中して困ったという話もされていました。それはお気の毒ですね。
太田さんは、今は百合ラノベが増えたという話もされて、11月に出る「このライトノベルがすごい!2027」では、そのトップに百合が並んでいるのだそうです。
水鏡子はこの10年ほどで女性向けがサブレーベルとして立ち上がり、それがなろう系に移っていったと言います。昔の携帯小説といわれていた中で、ファンタジー系のものはほとんどなろう系に移ったとか。
そして水鏡子のなろう系の話。お勧めなろう本15+1編を紹介します。
中でも水鏡子一番のお勧めは、『TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す』だそうです。
ぼくが行った合宿企画の二つ目は、理山貞二さんと東京創元社の編集者河内舟月さんの「『すべての夢、果てる地で』発売記念 理山貞二インタビュー」。
理山さんの待望の初短編集『すべての夢、果てる地で』はまぎれもない傑作。これはぼくが今回一番楽しみにしていた合宿企画です。前半はネタバレ無しで、後半はネタバレ全開でとのこと。というわけで一番面白い所はここには書けないのですが……。
小説の内容については今号の「内輪」に書いているのでご覧下さい。
理山さんに会うのは久しぶり。白髪が目立つようになった理山さん。もうすぐ定年だとのこと。定年後はSF作家に専念できるのかしら。そういうわけにもいかないか知れないけれど、堀晃さん、小林泰三さんに続く大阪大学基礎工学部出身のハードSFが書ける作家としてぜひ活躍していただきたいものです。
表題作のタイトルは「〈すべての夢|果てる地で〉」と量子力学のブラケット記法で書かれているのですが、書籍版の表題には記号がありません。編集者の河内さんによれば、これは検索などのシステムで問題が生じる可能性があるからとのことでした。
理山さんは、とはいっても作品の中では数式を使いたいし、このところ海外でもSFで賞を取っているのは女性作家が多いので、女性作家があまり書かないような作品を書きたいとのこと。もっとも最近ではガチ理系の女性SF作家もいらっしゃいますけどね。
理山さんが作った大変詳しいプレゼンテーション資料を駆使して、前半30分はネタバレ無しの話。学生のころSF研で書いた挿絵付きの作品なども見せていただきました。
『すべての夢、果てる地で』の収録作については、その書かれた経緯とか裏話が色々と聞けました。創元SF短編賞を受賞した「〈すべての夢|果てる地で〉」を書くのに半年以上かかり、締切ギリギリの提出となって、これで評価されなかったら筆折ろうと思ってましたとのこと。
「ディセロス」はさらに難航して、受賞者オリジナルアンソロジーへの依頼から、最終稿になるまで1年半くらいかかったそうです。まあそれくらいかかりそうなややこしいロジックの作品ですけど。
「キャプテン・セニョール・ビッグマウス」は、宇宙戦×奇想×謀略×英国×悪ノリだという話で、最後の悪ノリがいいですね。
そんな感じでネタバレ無し編が終わったのですが、ネタバレあり編の前で出て行った人は少数でした。
そのネタバレあり編。プレゼンテーションで全作品のネタバレありというここには書けない大変な解説。とりわけSFミステリだといえる「ディセロス」については、これを作らなければ本人にもわけがわからなくなるところだったという、詳細な図表が公開されて興味津々でした。いつ誰がどこにいて、何が見えて何が見えないか、きちんとマップされています。ということは、読者も本文をしっかり読み込んで論理的に考えれば確実に正解がわかるということです。ぼくはもう根気が無いので無理ですけど。
この企画には、阪大SF研の現役会員の人も来ていて、部室には理山さんが当時書いていた会誌が今も残っていますとのこと。それには理山さんも驚いていました。またその話の中でちょっと驚いたのは、理山さんは基礎工学部といっても大学でやっていたのは生物系の分野で、量子力学などについては自分で勉強されたとのことです。さすがですね。
このあたりでもう眠くなり力も尽きかけてメモもほとんど取っていません。
次に行ったのは、岡本俊弥さんがDAICON5のビデオを映写する「40年前のSF大会DAICON5を2026年に見る!」
当時観客だった人が自分で撮影したベータマックスのビデオを寄贈してくれて、それをDVD化し、プレゼンテーションにまとめたというものです。
岡本さんの解説、みいめさんその他のツッコミあり。えーっこの人がみたいな人が映っていて面白かった。ありし日の新藤克己さん(関西ファンダムで活躍されていた一人で、東京創元社の編集者をされていました)が会場で元気にお話する姿も。
当時は出演依頼ひとつにしても、勝手がわからずいろいろと大変だったようです。
最後にいつもの石亀さんと海百合山さんの「2026年海外SF文学賞候補作総まくり」。
最後まで聞いてはいたのですがが、もはや記憶も曖昧。ネビュラもヒューゴーもローカスもやたらと女性作家のファンタジーが多いという印象。中でもトーマス・ハには注目とのことでした。
ということで、その辺で寝部屋へ。
関係者の皆様、今年もすばらしい京フェスをありがとうございました。
※これまでの京都SFフェスティバルレポートは下記インデックスページにまとめてあります。