２０２０年１２月号、オンライン版２６９号をお送りします。
信じられない訃報です。小林泰三さんが、11月23日、58歳の若さでお亡くなりになりました。数ヶ月前に癌が見つかり、闘病生活を続けておられたそうです。田中啓文さんのツイートで初めて知って、ショックでした。
小林さんとはSFのイベントで何度もお会いし、親しくお話したこともあります。ちゃんとした科学に基づくハードSFや、やたらと凝ったロジカルなミステリ、特撮愛に満ちた奇想、どれも大好きな作品でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
新型コロナの第三波が猛威をふるっています。日頃SNSでよく見かけるSFファンの中にも感染者が出たとのこと。
今年は恒例だった青心社のSF忘年会も中止になり寂しい限りですが、高齢者が多いので特に注意しないといけないですね。
はやぶさ２のカプセルが無事に帰還しました！　たとえ機械でも、一生懸命やっていると感情移入してしまいます。本体はまた新たな旅に出かけるとか。がんばってね！
岡本俊弥さんのショートショート「わらし」が、Toshiya Kameiさんの英訳で、イギリスのオンライン雑誌Fudoki Magazineに掲載されました。タイトルは「A Stranger Among Us」。
これはもともと2016年の第2回「大阪てのひら怪談」の応募作で、THATTAに掲載された「梅田一丁目明石家書店の幽霊」はその改稿版です。ちなみに、この小説の舞台となった書店は実在します。かつてKSFAが例会に使っていたその昔の旭屋書店なのです。
シミルボンに大野万紀のSFレビューとコラムを登録しています。
次号は１月３日ごろに登録の予定です。