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ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。

梅田一丁目明石家書店の幽霊

 3月です。朝夕はともかく、昼間は春の温かさの日も増え、陽もずいぶん長くなってきました。

 ところで、先月にはホラー作家田辺青蛙プロデュース「第2回大阪てのひら怪談」という催しがあり、その中でてのひら怪談(800字の掌編)の公募が行われました。賞金は出ませんが、入賞すると造形作家山下昇平のてのひらトロフィー(オブジェ?)がもらえるというので人気があります。お金で買えないものですからね。審査委員も豪華で、牧野修・酉島伝法・東雅夫・山下昇平・田辺青蛙という一流のメンバーです。なのですが、入選者を見ると、オキシタケヒコとか光原百合などプロの作家や、アマチュアといっても、てのひら怪談の常連(各地で開催されています)、実話系で実績がある人など、実力者ばかりのハイレベルさ。何しろ、藤田雅矢、勝山海百合、北野勇作(ペンネームで応募)という日本ファンタジーノベル大賞トリオが落選するのですから大変です。

 なぜそんな話題になるのかというと、筆者も応募してみたからです。かすりもせず落選!!。まあ上位3割のコメント言及作品(審査員5人×5点=25点満点中、2点以上の得点をもらった作品。今回は大賞でも16点、入選は11点以上でした)にも入っていないので惨敗といえるでしょう。掌編は難しいですね。ちなみに、ファンタジーノベル大賞のお三方は、この上位3割には入っています。

 さすがに、わたしの惨敗作をそのままお見せするのも心苦しいので、今回は全面改稿した15枚の作品、第19作目「梅田一丁目明石家書店の幽霊」をお送りします。大阪駅の南側、梅田界隈は今でこそ隙間なくビルで埋まっていますが、20世紀後半まではそうではありませんでした。

(左の写真、またはこちらをクリックすると別ウィンドウが開き本文が読めます)

 いつもと同様、この作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。本編はフィクションです。モデルは存在しません。



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