２０１７年６月号、オンライン版２２７号をお送りします。
６月になりました。梅雨入り前のこの季節は、真夏の暑さもなく、気持ちよくて過ごしやすいのですが、もうすぐ梅雨前線がやってくるのですね。そして暑い暑い日本の夏が。
宮内悠介さんの『カブールの園』が第30回三島由紀夫賞を受賞されました。おめでとうございます。芥川賞候補にもなったこの作品ですが、アメリカに生きる日系人のアイデンティティを扱った純文学作品としてだけでなく、近未来のIT技術が人々をつなぐ可能性も描かれていて、SF的な要素もある作品です。ぼくの書評はこちらです。
２０１０年前後に買い換えた電化製品がそろそろ寿命のようで、次々と不調になっていきます。今度は洗濯機が誤動作するようになり、ついに買い換えました。設置すると、新人のくせにずっと前からここにいましたというたたずまいで、違和感ありません。まあきみの実力はこれから判断してやるからね。
奥さんのノートPCも、突然の電源ダウンを繰り返すようになり、そろそろ買い換えるかと声に出して言うと、それ以後ぴたりと症状がおさまるのです。こういうやつって、すでに自意識が芽生えているんじゃないかと思えてきます。
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次号は７月２日ごろに登録の予定です。