6月です。梅雨入り、まだ日によって乾いていたり肌寒かったりしますが。
先月発表の「牧眞司コラム大賞 on シミルボン(第3回)」で、筆者による「SFにおける時間の非実在性について」というコラムが佳作入選しております。このコンテストは、著者名が伏せられて選考されますので、忖度があったわけではありません(たぶん)。とはいえ、ふつうに書いているコラムと同程度の反響しかないので、注目度が低いのか、評価に値せずなのかとちょっと悩みます。後者なら仕方ありませんがね。お読みになった際は、コラム末尾にある「いいね」ボタンを押していただければ幸いでございます(シミルボンの会員登録なしでもできます)。
今回は28枚の作品、第22作目「血の味」をお送りします。舞台は21世紀後半の近未来です。人口が100億を越えた世界。「ソイレント・グリーン」というハリイ・ハリスン『人間がいっぱい』が原作のディストピア映画がありましたが、ニューヨークなど全米に人が溢れ、食糧危機が起こって食いものがないからXXXというお話。あれは極端すぎるとしても、実際の世界ではこんなことが起こるのでは、と思って書いております。これから人口急増する地域(現在70億に対し、増加30億に該当する国)は、すでにある程度明らかになっています。
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いつもと同様、この作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。本編はフィクションです。モデルは存在しません。
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