第305号 (13/09/29 登録 13/10/03 更新)
目次
[編集後記]
- 2013年9月号、オンライン版183号をお送りします。
- 今月から、翻訳家の細美遙子さんによる「青心社営業日誌」が始まります。
- 「本の雑誌」10月号はサンリオSF文庫特集でした。部分的にですが当事者だったので、色々と感慨深いものが。山野浩一さんのインタビューがとりわけ興味深いわけですが、おそらく記憶違いと思われるところもいくつか。とりあえあず、自分に言及されているところについていえば、大野万紀が『パヴァーヌ』にこだわっていたのは事実だけれど、越智さんの訳に文句をつけたことなんてないですよ。
- また、本号の「岡本家記録とは別の話」で、翻訳の出版契約が結ばれていたとありますが、これも記憶と異なります。少なくとも個別の作品に関して書面で契約した覚えはありません。
- 9月も訃報が続きました。フレデリック・ポールと金子隆一さん。ポールは93歳だから大往生ともいえるけれど、金子さんはぼくより若く、本当に残念です。金子隆一さんの書かれたもので、一番驚いたのはホーガン『揺籃の星』の解説でした。えっどうして金子さんがヴェリコフスキー宇宙論を、とびっくりした記憶があります。もちろん擁護しているわけではなく、でもちゃんと解説としてバランスをとった見事なものでした。
- 次号は10月27日ごろに登録の予定です。
13/09/29(大野万紀)