２０１１年３月号、オンライン版１５３号をお送りします。
東北関東大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
このたびの災害には、本当に言葉もありません。関西では被害はありませんでしたが、大阪の高層ビルは長周期振動に揺らされ、エレベータが止まるなどしました。被災地のことを思うと、テレビを見るのもつらい毎日が続いています。いまだに余震はおさまらず、不便な避難所生活が続き、遠く離れた地域でも計画停電や放射能への不安など、心が安まらないことと思います。それでも、もうそこに春は訪れ、やがて日常が全てを覆っていくでしょう。決して３．１１以前と同じ日常ではないでしょうが、新たな日常はわたしたちに持続性を、生きるべき未来をもたらしてくれるでしょう。１６年前の体験からも、確かにそう信じます。
日本SF作家クラブの震災募金活動は、こちらで実施されています。
次号は４月２４日ごろに登録の予定です。

11/03/27 （紀）