今月はブックレビューではありませんが、ブックレビュー風です。
Windows7が好調で長年停滞していたOS市場がようやく動き始めているようです。ということで、当家もWindows7にアップグレードしてみました。考えてみると、昔はタイムリーにOSのアップグレードを重ねてきて、
Windows3.1(日本リリース1993年5月) 93年末にPC9801FAに導入
Windows95(同1995年11月) 96年1月に初代Mebiusに導入
Windows98(同1998年7月) 同年ショップブランドPCに導入
WindowsMe/2000(同2000年) 同年フルカスタムPCに2000を導入(一部のPCにはWindowsMeを導入)
WindowsXP(同2001年11月) 2002年フルカスタムPCに導入(以降、すべてのPCはXPにアップグレード)
Windows Vista(2006年11月〜versionによって07年3月) 導入せず
21世紀以前では、2年ごとにOSを交換するのが当たり前でした。かつては、ハードも目まぐるしく買い換えました。しかし、機能アップが一巡したXP以降、Vistaへの変更をしないまま7年が過ぎています。その間、2007年にVistaに対応可能なCPUボード(マザーボード)を購入するも(Athron64X2
メモリ2Gbyte)、XP+DualCPUというだけで十分でした。Vistaが使われない一般的な理由として、アプリケーションの互換性の低さとOS自体の重さがありましたが、その理由は当家にも当てはまりました。3年前の不況(今でも)=ダウンサイジングの時代とそぐわなかったのです。
Windows7のキャッチフレーズは、
1)少ないリソースで動く(メモリを買い足さなくてもよい。2〜3年前のCPUで十分)
2)古いアプリも動く(ソフト投資もいらない)
3)Vistaより早い
4)インストールも早い
5)Macに乗り換えるよりは安い
なので、“安くて早くて簡単”を望む現在の風潮に適合しています。XPには飽き飽きしていて目先を変えたい、でも金がないし/(リストラの進む職場で人が減り=)時間もない、という人向きですね。
所要時間:XPからのアップグレードの場合、バックアップを含めても約半日で完了します。
注意事項:XPアプリケーションは再インストールが必要。でも、7年溜まった垢を落とすチャンスです。
XP互換モードはAMD CPU(AMD-V)の場合やや古いものでも対応していますが、Intel
CPU(Intel-VT)は最新のものが必要です。とはいえ、これが必要な人は少ないかもしれません。
さて、アップグレードして気がつくのは、必要なアプリは問題なく動く(といっても個人ユーザなので知れてます)/不審な動作は少ない(絶無ではありません)/AeroなどのOSグラフィックスが動いても、さほど遅く感じない(XP比較なので単なる体感)などです。ユーザインターフェースはVista由来なので、これは慣れが必要かもしれません。
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