今回はあまり時間がないので、生の情報を掲載します。HTMLエディタを変えました。


22:15 4/6/96  海外のおたくニュースグループを読みふけるかおるさん。
 ブラジルのやおいファンからファンレター(JUNEの買い方を知りたいそうです>福本直実さん)をもらったりんりんさん。
 ビデオの接続ができない川合さんと水鏡子先生、PCでワープロを使う(文字を入力する)のは、ビデオのタイマー設定よりやさしいらしいので、やむを得ぬともいえる。
 ウィーニィ キングの絵本。解説にあるとおり、前半は散漫、後半キング風となるが、全体の印象はやはりいまいち。イラストも含めて。

13:30 4/13/96
 オタクと三人の魔女 を読む。いつもの独特のペースというか書き方。まあしかし、普通に考えるとこれだけむちゃくちゃなお話はないのだが、それが普通に読めてしまうところが不思議。たとえば、きわめて常識的な表現と異様な設定との同居といった落差で、初期の『機械神アスラ』以来の業を極めた、といったところか。

23:05 4/14/96  娘がフラワーセンターのクス玉割りにかりだされる。景品はチューリップ3本。

15:49 4/20/96
 フランケンシュタイン伝説 最新のフランケンシュタインものとのことで、まー出版年から見るとそうかもしれない。しかし、あまりにも古色蒼然、日本で出るタイミングもずれてしまっていて、存在意義が薄くなっている。SFプロパーの書き手も少ない。
 銃ときどき音楽 近未来ハードボイルドSFミステリ。実のところ評者にハードボイルドを語る資格があるかどうかよくわからぬが、ドラッグ社会のハンフリー・ボガートというのもなかなかよい。このヴァート的というかサイベリア的世界を見るにつけ、今のアメリカがサイバーよりもドラッグ社会であることがわかる。
 薫さんが突如ザッタHPを始めたらしい。
 宇宙最後の三分間 今ごろ読んだ。宇宙がビッグクランチに至るときに人類(?)はいかに生き残るか。

17:55 4/30/96  神戸はいたるところで2×4住宅の建築工事が行われていて、まるでニュータウンのような様相を呈している。
 ホールドストック&バクスター特集から、LOCUSのロゴが変わっているのに一驚。
 軌道通信 主人公や登場人物がやたら泣くのがこまりもの。まあ、青春小説だし止むをえぬ、というにもちょっと気恥ずかしい。(水鏡子先生は誉めていたがなぜだろう)。
 玩具修理者 表題の大賞受賞作はまさにあかずきんちゃん。短編とはいえ、説得力を感じるにはちょっと短すぎる。さて、残りの中篇はというと、これが時間論そのもの。ちょっとプリミティヴではあるが。ただ、この神林風のくどさは、おそらく一般受けしない。

 薫さんのHP(ID:BYI14340,PWD:■■■■)

22:43 5/3/96  デッキの下に棲む子猫が4匹、誰かいりませんか。とりあえず、床板の隙間を埋める。

22:50 5/6/96  水鏡子が単なる好々爺と化している。セミナーの評判は、結構バラバラ。エヴァ効果で参加者はいつもの倍だったらしい。滝原満は×だったらしい。私の読みは正しいのである。作家は馬鹿でよいという人もいるけれど、それは意味が違うでしょう。社会常識がないとかの天才馬鹿とは違うようである。菅浩江はこいつと同一視されたくないと怒っているらしい。正しい反応であるが、まー売れてて読む人があるんだから世の中広いともいえる。

10:38 5/12/96  ラッカーの人工生命を動かしてみる。Autodeskがこんなもんよーやるは、という気がするが、まあ面白い。
 javaでWavetextを動かしてみる、といってもサンプルの引き写しですが、NervousText よりは面白い。homepageで使うには重過ぎるかも。

14:27 5/18/96
 永遠なる天空の調 なぜか退屈。形象られた力のような話か。
 薫HPはスクロールアウトが激しく、もはや何の話題かもわからないものすらある。壱週間単位で見ていてはいかんなあ。
 すでに2週間が過ぎ、猫は部屋中を暴れまわっている。だれかいりませんか。

23:54 5/23/96
 星界の紋章 1巻では何も進んでいない。しかし、軽快には読める。銀英伝子供編といったところ。
 ドイツ製のフリー画像CDROMを買う。しかし、どー見てもアニメからキャプチャしたとしか思えぬ絵が多数。これって著作権フリー? たとえば、ダーティーペアとかナウシカとか、ドイツといえども香港中国に負けぬ無法ぶりで結構なことではある。これはつかえんな。1300円返せ。

11:54 5/26/96  マイクログラフィックスのCorelDraw対抗最新鋭ソフトを買うと、なぜか3枚組みCDの2枚が同じもの。聞いてみると初期ロットすべてが不良(というほどレベルは高くないがね)なのだという。出荷検査をサボっているとしか思えぬが、まあそんなこともいってられないくらいコストダウンが進んでいる点はハードと同じか。こういう翻訳(日本語化)ソフトのコストは概して高い。メジャー系はそうでもないが、大体同じ機能でよければ、遥かに安いジャンクものも多い(上で書いたCDROMとか)。たいていはそれですむけど。

21:56 5/26/96  今日は宙久の誕生日。
 日本語変換ソフトWXGに換える。これも第1ロットなので、最初からバグがあるという前提で使わないといけない。それにしても遅いぞ、辞書がやたらたくさんあって、総ファイル量は20メガもある。いったい何の辞書なのか。まーP-90では苦しいのかも。

22:49 6/3/96
 虚空のリング 前半までの展開と後半とが乖離している。感情移入する対象もばらばら、ヴァーチャル同士の恋まであって、まーなんとか。
 薫さんは竹島でワールドカップをやれという、きくちまさんはサッカーファンの了見の狭さを憂う。筆者も同感。韓日で怨恨がからむのなら、アジア共同開催という手もあるぞ。会場は南沙諸島がよかろう。真木先生は5キロのコミックを抱えてかえる。久美子さんはSDの終了を嘆く。寺さんはワープロ通信をはじめる。電脳ざったホームパーティ、メーリングリストも間近い。

14:47 6/9/96 インターネット辛口レビューの大森評が話題ですね。内容より日本語を問題にされているところが、レベルを象徴していて、いかにもそれらしい。でも1000本のホームページを何人で評価しているのか知らないけど、まー100人てことはないから20人50本としても、これでまともにレビューできるわけがない。粗製濫造の結果でありますな。ジャンルがないからプロのレビューアも育っていないだろうし、でも大森を筆頭に、既にそういった仕事をしてる人も多いのですがね。
 昨日は幼稚園の父の日参観。
 薫HPは容量も増えて、スクロールアウトも少なくなった。しかし、書き込んでいるメンバーは紙ザッタ並みに少ないな。パソ通では書き手が常連化してしまうのが難点。シスオペの態度如何によるわけだけど。薫さんもがんばってください。何れにしても、発表媒体を別にもっている人は、あまり書かんだろうな。紙より読みにくいのは間違いないし。今日も、鈴々さんの当面変化なしというメッセージを読む。WWWでは誰でも読めてしまうので、書けないことが増えてしまう、てなことは、筆者の場合あんまりないけど。

22:30 6/12/96
 ローズ・マダー ドライブ感はかつてほどなくなってきている。特に殺人シーンが類型化している、無理矢理他作品と関連付ける、など問題点も多い。
 携帯PCが増えているが、ほとんどの機種は最長運転時間6時間程度。かつての筆者の経験からは、最低でも10時間程度は必要。あのハンディ98でも7時間で不足した。近所に持ち歩く程度なら問題ないんだろうが。
 ひろみさんの友人からコミケ原稿の依頼。おば+おじさん参加者も多いのかね。昔に比べれば高齢化しているはず。そのうち、マンガ文化もSFと同様の老後をたどることだろう。まーそーいうやつもいるわけで。

12:09 6/16/96
 星界の紋章 処女長編でこれだけ淀みなく書ければまず合格。しかし、キャラクタ小説としては、ややこのキャラは類型的にすぎるように思われる。高貴なおてんば娘と、間抜けだが実はかっこいい少年というぱたーん。しかもシリーズの第1作。(お転婆と書くとWXGから宛て字と警告される。その他、ら抜き警告とか、くだけ言葉警告などがあります。でまーなんといいますか結構なことですが、これでCPUパワーが食われているわけですな。筆者は使っていません)。
 昨日は息子の父親参観。
 今日見ると、HPでは南海沿線動物病院の話題がでていた。当家でも猫が病気(腹下し)になって、桜ヶ丘動物病院につれていく。調べると虫がいるらしくて、虫下しをもらう。親からの母胎感染、人に移る確率10%というから、けっこう高い。やっぱ根がノラ猫なので、やむを得ぬか。
 カラープリンタ購入を検討中。世間では、エプソンなど全く売れなくないために、ほとんど仕様を変えずに価格を下げ、型番だけを変更した新機種を投入している。NECでも同様。昔はPC1台につき1台のプリンタとCRTは確実に売れたのである。今は、社内メール用やインターネット狙いとなるため、まずプリンタは不要。かえって入力装置であるスキャナ、デジカメ辺りが重要視されている。それでも、プリンタが1台もないと個人使用では困るわけです。
 ジャズ小説 ジャズにまつわる掌篇集。
 さて、よーやくプロバイダに加入する。はやりのsonyではなくて、sanyoです。選択理由は市内通話でつながること(単純)。

17:01 96/06/30 よーやくカラープリンタを購入。NEC製60%OFFのアウトレット品で中味はHP、600×300という解像度であるが、うちにはまだDOSベースのプログラムを動かす98があるのでどちらでも使える点を評価。ネット化した今日この頃では、昔ほど、印字品質にこだわる必要もない。ついでに、メモリーを32メガに増強。安くなったとはいえ、ノート用がデスクトップの倍するのは変わらず。今日見ると、鈴々ページのアプレットがWaveTextに変わっている。うちと同じですね。
 アインシュタイン交点 あーだめだ。読むはしから中身を忘れてしまう。残ったのは、ストオリイだけ。ノヴァのときもそうでしたが、もはや感性外であるのか。幻は訳されても幻のままなのであろうか。訳文を味わうというのも、にわかにはできないしねぇ。1.5回は読んでみたけど。

15:57 96/07/06
 海魔の深淵 ハイテク軍事スリラー化と思ったら、ちょっと違った。残念ながら中途半端なのである。例えば、民間人でありながら軍事作戦の指揮を取る女性司令官とか、サイボーグ化された男の意識とか、乗り組み員の恐怖やら軍人の苦悩とか、さまざまが不十分なまま混在している。
 Yasiiさんに前回ザッタ原稿のHTMLを送る。最近はIA2.0βは使っていません、HB1.2です。エヴァゲリ特集のマガジンが売り切れているらしい。いやーまいった。筆者も数軒探してないので、まだでていなのかと思ったが、これはかってのサイコロ本のときとおなじ現象だ。鈴々さんと同じことを書いているなあ。
 えー、まもなく岡本家ホームページが登場します。


 岡本家記録 後編 に続く


編者注:岡本家記録は岡本俊弥のホームページにあります。これはTHATTA版で、一部編集されています。

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