みだれめも・出納記録
水鏡子
年初の目標:
① | 生活費250万以上(収入:年金200万、持ち出し生計費50万) | × |
② | 書籍購入額 3000冊、50万円以内 | △ |
③ | 書庫大移動 | × |
④ | 書庫 建設資金回収計画 | ◎ |
⑤ | 健康管理計画 | × |
① 生活費250万以上(収入:年金200万、持ち出し生計費50万) ×
23年支出総額1,968,303円→24年支出総額1,874,804円。
おかしい。年金支給額を越える250万円を目指したはずが、今年も200万以下、昨年より10万近く下回った。ネットにつながらなくなったりと調子悪くなっていたパソコンを2台修理にだしたりしたのだが、物価高というのに食費が234,787円と昨年より2万円減、そしてなにより書籍代が大幅に減ったことが大きい。そのあたりの分析は②に譲る。
泊のあるイベント参加は5月のSFセミナー、6月の浜松、10月の京フェスの3つ。SF大会不参加。12月のSF忘年会はホテル代高騰のため今年の2月新年会に変更された。
72歳の区切りということで還暦以来の高校の公的同窓会が開かれる。公的というのは一応毎年20人弱で集まってはいるからで、それに比べれば大きい規模になったものの還暦時の半分程度しか集まらなかった。物故者も増えてきて、次回の84歳時にはどうなるのかなあなどが話題となる。
そのうちのひとりが書庫を見てみたいということでご案内。24年は、堀晃さん、渡辺英樹と梶田さん、と合わせて三度のお客があり、自慢げに並びの説明を繰り返す。
人に向けて口にするのは自分にとって非常に有意なことであると実感する。意図はあるものの、ある意味漫然と並べたものが目線の前でしっかりかたち整えていく。それはある意味枝ぶりの美しさを愛でるものであり、そこからどう枝を伸ばしていくかを見据えることにつながっていく。
つまりは、書庫の並べ遊びとは年寄りの盆栽いじりなのであり、重要なのは中身ではなく、中身という精気を内包した背表紙集合にこそ意味がある。まさに枝ぶりそのものであるといえるのではないか。本を読むということは、枝にたわわに実った果実をきまぐれについばむ行為といえないか。
新しく蒙を開いたきもちである。
だからこそ主張したい。
本は並べないと意味がない。
② 書籍購入額 3000冊、50万円以内 ×
累計購入冊数3,225→2,786冊。累計支出総額528,137→346,529円 クーポン使用額119,620→85,300円。
前年比大幅減である。新刊約十万円分はすべて株主優待のクオカードなので現金払いは25万ほど。月割2万平均である。
まず四天王寺を除く古本市の出品点数が大幅に減った。お年寄りの店主の引退とか後継者不足とかいろいろあるらしい。さらに全体に割高傾向に。これまで泊りがけで合わせて二箱段ボール買いをしていたのだが、初日のひと箱で漁りつくすことが増えた。また体力の衰えもあり、一度の遠出で回れるブックオフ系の店が2軒程度にとどまることが増え、交通費のコストパフォーマンスが悪くなり、出歩く回数自体をかなり減らしたような気がする。さらに220円への引き上げで、翻訳もの数冊を除いて、ブックオフで文庫本やコミックを買うことがほぼなくなった。なろう系については、もっているかどうかわからないことが増え(実際ダブりエラーがどんどんできる)、店舗の書棚で買うのをためらうことが多くなった。老眼による思い込みミスも多い。この年も『星霊の艦隊』が4冊並んでいたのをまとめて買って帰ったら①②①②だったりした。
内訳としては、なろう系767冊、コミック544冊である。買い直しとダブりエラーが合わせて226冊。買い直しは過去に文庫本で買っていたものの単行本の買い直しや、、きれいで200円くらいまでのハヤカワSFシリーズなどのノスタルジックなSF関係書。でも大半はなろう系の失敗買い。
コミックは5冊100円で放出しているガレージストアで5冊10冊と買ってみて、そのまま続きを100円本で買うことを繰り返してたら500冊越え。他の本は捨てる気はないが、さすがにコミックは空間確保のためにも処分を検討すべきかと。
買った本で定価の一番高いのはたぶん高橋康也編『逸脱の系譜』定価8800円(買値300円)、一番収穫だったのは新書版『スポンサーから一言』定価200円(買値500円)で定価が文庫版より高かったんだと少し驚く。
③ 書庫大移動 ×
まだ少しだけ2列配置がおきてるだけで、たぶんあと3年は持ちこたえると思われる。それでも枝ぶりを愛で続けるるためには早めに計画的に剪定作業にかかるべき。
少し悩んでいるのが、2階のファンタジイよりの棚、『アラビアンナイト』や『中世文学集』と一緒に並べている、神話、伝説、民話類と、1階で人文社会科学系のところで、人類学民俗学神話学宗教関連本などなんたら族の神話であるとか妖怪の話のような怪しげなものもいろいろあってどう揃えるのが正しいかわりとというか難しい。荒俣宏とかは著書で固めたほうがいいだろうし。
④ 書庫 建設資金回収計画 ◎
サイゼリアとかKFCとかサムティとか、絶対手放す予定のなかった株がTOBで優待を貰えなくなった。東京で泊るホテルをどうしようとかいろいろ日常行動に修正を余儀なくされた一方で、TOBによる株価の引き上げによる放出で8年ぶりに含み損が無くなった。
資金が戻ったのだが、母屋の建て替えは断念した。普通の建て替えなら3千万もあれば悠々なのだろうが、書庫の増改築まで含めるとたぶん5千万越えの費用が発生する。
80歳を越えて一人暮らしの家を建て替えても意味がないので、75歳を上限に検討を進めていたわけだが、のこり3年となるとかなり厳しい。
無理をするならできなくはないわけだけど、それをすればボケ防止に大きく役立ち緊急時拠出金ともなっている株遊びを断念せざるを得なくなる。
損得を考えるなら、今の状態のまま母屋の居心地をすこしよくしていく方向が無難であるかと。
一応のオプションとしては、歩いて行ける離れた空き地に3万冊程度の1階建て書庫を増築するというのもありかと。これなら80歳からでも問題ないし、土地代含めて2千万程度でなんとかなりそう。
そんな夢想の今日この頃。
⑤ 健康管理計画 △
70代に到達してから60代より覿面に、体の不具合がいろいろ増してる感がある。眼の調節機能が弱ってきたり、以前はその日のうちに解消していたコロナワクチンの副作用も接種箇所の腫れがしばらく続いていたり。日常生活に支障をきたすほどではないが、まあ微妙に衰え気味。
生涯設計の推定寿命を100歳から95歳に引き下げたが、90歳に落とすべきかと少し弱気になっている。
それなのに、この年も人間ドックに行かなかった。何処が評判がいいのかわからないことが大きい。一応大阪市内で一泊二日、古本市の開催時期に合わせる予定でいるのだが。なんとなく悪いところが見つかって、今以上に薬漬けになる気がするのも気が進まない理由の一つだったりする。
① | 生活費250万以上(収入:年金200万、持ち出し生計費50万) |
② | 書籍購入額 3000冊、50万円 |
③ | 書庫大移動 |
④ | 住環境等の改善 400万以内 |
⑤ | 健康管理計画 |
25年の目標は、④として母屋を建て替える前に改善費用をかけるのはもったいないと我慢してきた各種設備を建て替え断念に合わせて交換する。具体的には、何度か空焚きしたせいで追い炊きができなくなっている風呂、詰まり気味になっているトイレ、火がつきにくくなったガスコンロといった水回り。中古品で回してきていたパソコンも、修繕してもらった業者に本体自体にガタが来ていると指摘されたので新品に買い替えることを検討中。20年近く放置してきた不要物の処分についても考える。