11月です。規制が緩むと同時にコロナ第8次が見えてきました。老人にとっては困ったものです。ワクチン周期は3ヶ月になったようですが、そのうち毎月になり、最後は毎日になる。耐性ができて効果が薄れるのです、ウィルスだけじゃなくワクチンに対してもね。そのうちワクチンが有料化され、打たない人が増えるかも知れません。しかし大丈夫、老人はコロナ死にカウントされないので死者増は目立たなくなります。なぜかというと、死因に「老衰」と書かれるから。そうなるような予感。
ソウル特別市の梨泰院で大きな人身事故が起こりました。群衆雪崩ですね。巻き込まれると避けようがないので、どんな種類であれ雪崩は怖い。梨泰院地区と言えば、店舗の多い有名な繁華街です。仕事関係で、昔この近辺に泊まったことがあります(ホテルも多い)。そこで思ったのが坂の多さ、ソウルは坂の街なのです。事故があったところに限らず結構急な坂があり、冬期に凍結すると車も滑って登れなくなるとか。さらに、人口密度では東京23区や大阪市を1~2割上回ります。人が多いんですね。ソウル周辺には3000万近くの人がいて、これは人口の6割に相当します。つまり、イベント(政治的なデモ、エンタメ行事でも)があると、急激に人が集まりやすい。東京周辺も絶対人数は同じくらいでしょう。乃木坂とか欅坂とか、たくさん坂があるので気をつけないといけません。
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米中関係が悪化の一途、下手をすれば戦争かという状況です。習近平は強硬、今のところアメリカ側(政治家、世論)にも軟化の兆しはありません。世界経済を破滅に導く恐怖の未来なのですが、なにせ遠い極東のよく知らない国(中国とか台湾とか)のことなので、アメリカ人にはリアリティがないのだと思います。中でも台湾有事は、危険な導火線になっていますね。戦争をシミュレーションした結果が話題になりました(詳細が公開されるのは12月)。あくまで民間のシンクタンクが実施したもので、米軍オフィシャルではありませんが、元軍人などの関係者が参加しているため大きく外れてはいないでしょう。
このシミュレーション、報道では「全シナリオで中国軍の台湾侵攻阻止」を強調するあまり、アメリカ側の損害の意味が書かれていません。中国の揚陸艦など150隻を沈める代償として、アメリカ空軍は900機の作戦機を失います。アメリカの作戦機は全世界で(予備を含めても)2000機ほど。半端じゃない打撃ですね。空母をはじめとした第7艦隊は壊滅します。一方、自衛隊は直接戦闘はしませんが兵站を支える設定になっています。つまり参戦するわけですね。アメリカは当然要求してきますし、安保法があるので政府は逆らえず、日本の国内世論も流されるでしょう。そうなると、沖縄各所や佐世保、横須賀など共用基地は標的になる。ミサイル防衛に100%はありませんから、無傷では済みません。
日本を含め確実に万を越える死傷者が出るのですが、果たしてこういう戦争をアメリカが望むのかですね。民主主義というイデオロギーを掲げれば、台湾のために死ねるのか? ウクライナのようなモノ=兵器を送る代理戦争(死ぬのはスラブ人だけ)ではなく、米国人を短期間ですり潰す直接の戦争です。アメリカにとっても、小火器のゲリラや旧式兵器のイラクじゃなく、対等の近代兵器を使う敵との戦争は近年ないでしょう。戦線が拡大し、中国本土に及べば核戦争すら現実化します。グアムやハワイだけじゃなく、アメリカ本土も無事に済むかどうか。特にサンディエゴのあるロス近辺とかは危ない(堺三保さんも滞米時には気をつけましょう)。
しかし最初にも書きましたが、本当に怖いのは軍隊の損耗ではなく、経済に対するインパクトです。世界GDP2%未満のロシアでこれです。米中併せてGDP40%に及ぶ経済圏が崩壊したら、不況どころか100年前に戻ってしまいますよ。少なくともPCやスマホ、電気電子機器界隈は滅びそう(もちろんそれだけでは済みません。市民生活のあらゆる分野に影響は及びます)。怖すぎるのでは。
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