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ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。


渦

LAPDOCK
 Windows10 MobileのContinuum (MSサイトから引用

LAPDOCK

右側にあるのがLAPDOCK、ノートPCみたいですがCPUは入っていません。左側の小さいのがCPU(Core-M)を持つUMPCでホスト機です。LAPDOCはこのセカンドディスプレイと認識されています。両者をつなぐのがType-CのThnderbolt3ケーブルです。






 2月、節分です。巻き寿司も買いましたが、今年はハーフサイズ。年齢的にもこのくらいで十分。無駄排斥の声に押されたのか、販売も控えめのようです。ただ、無駄ということなら、食べられずに捨てられる食品の量は年間640万トン、恵方巻なんてほんの一部です。人間が見込みを立てて生産/販売/購入する限り、マージン(生産余裕、在庫、買い置き)が必ず取られるわけですから、無駄はなくなりません。モノが豊かであることと、無駄が増えるのとは裏腹の関係です。AIが需給をコントロールする管理社会なら減るかもしれませんが、本当にそれを望むのか。

今月の小説

 創作の42作目は「消滅点」です。約1万字。『突変』ではありませんが、突然の異変の結果、ある地域全体がゾーン化します。主人公は家族のために帰ろうとするのですが……。

(左の写真、またはこちらをクリックすると別ウィンドウが開き本文が読めます。横書きsway版では、段落時の1文字下げがされていません。仕様です。縦書きPDFはこちら

 いつもと同様、これら作品はMicrosoftのswayを用いて作られています(versionによって、Firefoxでswayに接続できないというエラーが出ることがあるようです。その場合は、EdgeかChromeなど他のブラウザでお試しください)。作品はすべてフィクションです。特定のモデルは存在しません。

今月のPC

 ここからはPCの話題です。さて、マイクロソフトはこの度WIndows10 Mobileという自社OSのサポートを、年末までに終了する旨発表しています。Windows 10 Mobileはスマホ用で、過去からPDAなどで採用されてきたWindows CE、Pocket PCなどの系譜を継ぐOSです。Windows10と互換性があるのが売り。とはいえ、Android/iOSの壁は厚く、全く売れないまま撤退に追い込まれました。ハードを作っていたMSの携帯部門(すでに売却済み)やビジネス用途に絞ったHP、ニッチ需要を狙った日本のベンチャー数社などは大損です。Windows RTにしてもそうですが、汎用性のないMSの傍流OSは、どれもいまいち冴えません。

 しかし面白い機能もありました。スマホをモニタやキーボードと接続してデスクトップのように使う機能Continuumeです。AndroidやiOSなどのように単に画面をキャスト(TVなどに大きく映す)するのではなく、PCライクの画面になるのがミソです。また、HPではTVやモニタではなく、オールインワンで使える周辺機器を出しています。それがLAPDOCK(ノートドック)と呼ばれるもの。要するにキーボードやタッチパッドとモニタを1つにして、ノートパソコン風にしたものです。

 これらは一昨年時点で製造打ち切り、昨年中にはアウトレットや中古に流れるようになっていましたが、三星のGalaxy Note9でも使えると評判になりました。Galaxy Note9にはDeXと呼ばれるContinuum類似の機能がありますが、その端末にもLAPDOCKが使える。Note9はたぶんHDMIと周辺機器認識の信号を送受している、とすると、これまでWindows Mobile以外で使えないと思われていたLAPDOCKが、Type-Cで映像出力ができるPC(最近のPC)ともつながる可能性が出てきました。

 何しろマイナーな周辺機器なので、ネットを探しても情報はあまりないのですが、試しにつないでみると確かに使えます。ホスト側にはセカンドディスプレイ+キーボード+タッチパッドと認識されて、画面が小さなUMPCなどの補助には使えるでしょう。といっても、とってもマイナーな使い方ですがね。(接続には、Thnderbolt3に対応したUSB Type-Cのケーブルが必要です。Type-Cはケーブルだけ見ても仕様は分からないので要注意)


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