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ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。

機械か人か

 5月です。ようやく暖かくなりました。GWかつセミナーの季節ですね。

 水鏡子宅の例の「匣」が竣工し、KSFA+神戸大学SF研OB併せて10人ほどで、見学会&現地説明会が行われました。聞きしに勝るしろものでした……。これで旧移動書庫と併せ、合計13万冊の収容能力が創出されたわけで喜ばしい(個人の感想です)。

 今回は28枚の作品、第21作目「匣(はこ)」をお送りします。一見ノンフィクション小説のように書かれていて、実際、そういう部分もありますが、舞台の設定は30年後です。これから日本は、老人人口が急増する時代に入ります。老人犯罪率・事故率が高まるのも、そもそも老人が多いせいですね。年寄のせいで、年金や健康保険料負担が高い!と怒っている働き盛りの人も、日本人の平均年齢が46歳なのですから、30年後には老人グループに入ってしまう計算になります。しかも、高齢者=金持ちというイメージは過去のもので、貧困老人の大量発生が避けられません。そういう笑えないディストピア社会を背景として、「匣」の内部を探索する登場人物たちは、いったい何を見つけるのか。

(左の写真、またはこちらをクリックすると別ウィンドウが開き本文が読めます)

 いつもと同様、この作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。本編はフィクションです。モデルは存在しません。



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