みだれめも・出納日記 第3回
水鏡子
5月28日・29日
浜松旅行。昔、ハマナコンが開催されていた時代からの流れで、青心社勢が毎年行っている。これも来年で30回を迎えるらしい。日程がSFセミナーと近すぎるので、始まったころ3回ほど参加したきりパスしていた。毎回晴れたことがないとのことで、今年も台風。まあ梅雨の季節だということもある。
行きは青心社zom氏の車に同乗。宴会+名所めぐりで、今年はスズキ歴史館。宴会では、退職後の禁酒解禁で地ビールをかなり飲んだ。スズキ歴史館も楽しんだ。トヨタだけでなくスズキも前身は自動織機の会社だったようだ。青木さんに教えてもらって駅前、朝食込4,500円のホテルに泊まる。会食時に家のリフォームの図面と見積表をみんなに開陳。個人住宅の見積表としては悪くないとのこと。
在浜松の初村氏が毎年ずっと段取りを組んでくれている。30年近く毎年めぐる名所を考えてくれているわけで、頭が下がる。多謝。
解散後、初村氏に浜松のブックオフに連れて行ってもらう。多謝。
帰ってきて、パソコンを起動させるとキーボードがおかしい。DELやBackSpaceを押しているのに、文字が入力される。たまたま先週テレビを買う時、680円だったのでついでに買っていたキーボードがそのまま役立ち、なんとか事なきを得る。いったいどうしたのだろう。
6月初日
5月の総支出:292,040円
5月の購入書籍:138冊 22,914円 今年累計815冊。(4月末の累計冊数に誤りがありました。)
あいかわらず支出が30万円近い。ただし、今回はテレビを買ったり、国民保険料半年分を払い込んでいるので、まあ枠内。なんといっても『大帝国』の経済効果が大きい。ほかのことをほとんどなにもしなかったので。
電気代が5,000円強の3月対象分から8,000円強にまで大幅にはねあがる。少し反省。
6月第1週
テレビが到着。フレッツ光回線工事の方は6月下旬になる。
リフォームの工程表ができる。工事日程が37日。お盆前に完成させるため、6月中に取りかかる話になった。
改修のメインはキッチンのはずだったんですがねえ。キッチン横の収納部屋はおまけのはずだったのが、むしろ(金額的にも)メインになった。もう収納部屋じゃあない。作業部屋、仕事部屋ですね。
食器・台所用品、生活備品、日用品の収納空間のはずが第2書庫になってしまった。収納量を拡大し、かつ風の道を確保しようとすると結局また移動書庫を作る方向に気がいってしまった。多目的棚だから、そこにキッチン・生活用品を収納してもいいのだけれど、気持の上で1万冊の収納空間が見えてしまう。パソコンしかもってないので、プリンターやスキャナーなどの付属機器を敷設していく空間がほしいとか、そんななんやかやが膨らんでいく。趣味に特化していくことはいいんだけれど、これまで収納していたものはどうしたらいいんだろう。
体重が83kgまで増加。定例の血液検査。血糖値が相当悪くなっている。暴食の自覚は自分でもある。
キャベツをたくさん、ドレッシングを5種類ほど買い込む。食生活の質より量が問題だと思うのだが。
大阪例会に合わせて心斎橋と難波のブックオフを覗く。心斎橋店か府下最大の売場面積。目的はパラノーマル・ロマンスの安価購入。半額の棚でしかみつからない。高い。収穫なし。旺文社文庫版山田風太郎を4冊拾う。
『ねじまき少女』を読む。
雪野紗衣『彩雲国物語』最新刊を読む。飛蝗退治の話。西村寿行『蒼茫の大地滅ぶ』を読み返す。
6月第2週
リフォームの日程が確定。6月27日〜8月1日。
部屋の片づけを開始する。想像以上の大作業。なんで一人暮らしの家に茶碗や湯飲みが20以上もあるのだろう。晩酌とかをしないのに、とっくりだけでも10以上ある。食器類大小合わせて2000個くらいある。それから気がつかなかったのが馬鹿なのだが、内容物をあらかじめ動かしておけば、水屋とか収納棚、冷蔵庫、テーブルといった大きな家具は施工業者が移動してくれるということで安心していたのだけれど、よく考えると最終的にキッチンに戻す予定の家具類の一時的な置き場所が必要なのだ。「工事しない部屋」を大片付けどころか、大配置換えしなければならない。工事開始まで2週間しかない。大変だ。
そんな事情で、「みだれめも」本篇は今回休みます。ごめんなさい。パラノーマル・リストももう一月先延ばしします。ごめんなさい。
市県民税の納付書が届く。50万円近い。退職減免の対象にはならないとのこと。当初想定していた年間上限(300万円)を越えることは確実な状況。生活支出についてであり、家のリフォーム代金、株の購入資金を除いた話。大変だ。
任天堂株が大暴落。今年の儲けがすべてふっとぶ含み損。大変だ。
ココスジャパンの株を買う。これでゼンショー系列の株主優待が半年で34,000円分もらえることになる。すき屋だけなら70回行ける。
神戸大SF研の新歓コンパに行く。新入生5名。退職したので、2次会の地酒の店、3次会の徹カラにも参加。
これまで唄えていた歌が全然声が出ない。発声機能が低下している。声がすぐに裏返る。退職して、パソコンに向かい合うかTVを見るか、本を読むかでほとんど発声していない。とくにここひと月はひたすら『大帝国』ばかりしていたのし。どうしよう。週1程度でひとりカラオケにでもいこうか。
成田良悟『バッカーノ1932summer』を読む。
西村寿行を数冊読み返す。
弓月光『甘い関係』39冊、発作的に全巻読み返す。逃避行動。片付けが進まない。この本はオタク精神の理想形を表していると思いますね。河野美也のパワーアップに比例してどんどんオタク度が濃くなっている。いまどきの60歳はあなどれない。BJ連載中の最新章はBLネタに突入している。
6月第3週
部屋の片づけ。ゴミ回収の日程表と見比べながら、醤油やジャム類、料理酒その他の廃棄にかかる。
近くのブックオフで文庫本250円セールがある。パラノーマル・ロマンス12冊ゲット。
かなり昔、三村美衣に勧められて、読む機会を逸していた青木祐子〈ヴィクトリアン・ローズ・テーラー〉シリーズを発作的に読み始める。逃避行動。片付けが進まない。お針子物語という意味で、『甘い関係』とつながっているのかも。ヴィクトリア朝の英国を舞台にした仕立て屋の女の子と青年貴族のラブ・ロマンス。最初の何冊かは恋のドレスをつくるヒロインが貴族の娘を死に至らしめる闇のドレスを阻止する物語。エロスと対タナトスである。だんだん話が錯綜し、ぐだぐだになっていく。
旧職場の歓送迎会。
西村寿行を数冊読む。
6月第4週
任天堂株の下げがとまらない。大変だ。
〈ヴィクトリアン・ローズ・テーラー〉直近作『恋のドレスと陽のあたる階段』読了。計22冊。出だしの巻は人に勧めるほどのものではないが、途中でスキルアップし、近作5冊くらいはとても面白い。こんなものを読んでるときではないのだけど。
田口仙年堂『本日の騎士ミロク 8』を読む。
高野和『七姫物語 第六章』を読む。
フレッツ光のTV回線工事が来る。スカパーの2週間無料視聴が可能となる。この内容で月4,000円なら新聞代と同額だから心が揺れる。
西村寿行を数冊読み返す。『滅びの笛』とか『虚空の影落つ』とか絶対に持っているはずの本がみつからない。探しついでに古本屋をはしごして持っていない西村寿行を拾いに行く。ほとんどない。こんなにみつからないとは思わなかった。二十代の人間ってもしかしたら西村寿行の名前もしらないのではないか。
購入した西村寿行18冊。ほとんどが90年代。半分以上ハードカバー。場所をとる。図書館でも10冊ほど借りてくる。今週は7冊読む。ゴミ。
工事開始3日前。施工業者が来る。突然ですが会社を解消することになりましたとのこと。えっ!
新会社を設立することになったので、設立許可が下りるまで、8月まで工事を延期したいと。片付け作業が遅々として進んでないのである意味ありがたいのだが、宙ぶらりんで家ん中がごたついたまま盆のお参りにきてもらわなければならない。しかたがないか。しかし世の中いろんなことが起こるものだ。
とりあえず、家の片づけをペースダウン。
7月は「さよならふたき旅館」企画とかで、東京行き。なんか、毎月旅行をしている。
現状の図面 | 工事後の図面 | |
こうなる予定→ | ||
(クリックで拡大表示) | (クリックで拡大表示) |