岡本家記録とは別の話(MNP篇)

 岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。10月は 『グレッグの卵』、『新・異世界分岐点』、『不思議の国のアリス』、『どこにもない国』、『図書館内乱』、『移動都市』、『シャーロック・ホームズのSF大冒険』などを収録。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。
 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

 携帯料金の研究

 世間を騒がすMNP(携帯番号ポータビリティ)問題、世界的な先例を見てもせいぜい5〜10%程度の人が移動するだけなので、まあ大半の人にとって関係ないことなのですが、ユーザは一番少ないソフトバンク/ボーダーフォンでも1500万人もいます。つまり、70〜150万程度(同じ割合として、全キャリアで最大900万人)の影響は出るわけです。ということながら、当家では長年使用してきたツーカーがKDDIに吸収されてから、事業の縮小が顕著。既に古い端末の新機種も出ず(ツーカーは日本独自のPDC方式のため、au/KDDIのCDMAと互換性がない。携帯電話機は、設計寿命的にもせいぜい3年が限度でしょう)、この機会に新しいキャリアに変更しなければいけません。そこで、複雑な携帯料金制度を検討してみることに。まず、当家の使い方では、

 1)長時間の通話はしない
 2)大量のメールは打たない(ただし、インターネットメールの送受信が必要)
 3)インターネットは携帯で見ない(ISDN時代から、子供+猫まで1人1台のPC環境が整備されている)
 4)ゲームは携帯でしない
 5)音楽も別の音楽端末で聞くので不要、ついでに画質の悪いデジカメも必要なし
  (カメラが当たり前になると、CCDを使った高画質化競争も終焉し、今では低画質でも安いCMOSカメラが全盛です)

 という、超ライトユーザなので(だから、ツーカーで十分だった)まず、それに近いプランを選定する必要があります。

 比較表はこちら

 さて、ここで分かるのは、各社とも年間割引に年次の差があまりない(せいぜい1〜2%/年)という点。つまり、乗り換えによるデメリットが少ないという点でしょう。オプションの違いで100〜400円/月くらいは違ってきますが、まあ大半使わないのでオプションはWebのみ(どのキャリアでもそうだが、Webサービスに入らないとEメール受信ができない)としています。話題のソフトバンク予想外割は、参考のために記載。あれほど沢山あった旧ボーダフォンのサービスは大半消滅し、この予想外割とオレンジ/ブループランのみが残っています。当家の使い方から見てほとんど無縁ですね。

 結論は下記(あくまでも当家の場合です)。

 1)1社で固めるならソフトバンクのオレンジプランX(エコノミー)
 2)最安な構成は、表中黄色に塗られた選択(1-3台までは端末が古く交換が必要なため)
 3)端末が壊れるまで使うなら旧ツーカーのプリペイド

 ここで、子供の割引には家族割が必須に思えますが、auでは1人でも家族割並みの「学(ガク)割」にできるプランがあります。ソフトバンクはそれよりさらに安いので最安になります。とはいえ、どのプランに比べても、ツーカーのプリペイドが依然としてもっとも安い(しかも、Web加入なしでEメールが読める)。ソフトバンクのプリペイドは、通話料が120円/分になるため高いですし、auのプリペイドはEメールができないサービスだからです。もはや失われた選択肢ですがね。

 日本製品の悪弊として、選択肢が多いようで実は大同小異という傾向があります。携帯も各キャリアなりにポリシーは違うようでいて、端末仕様に差があるようには思えません。シンプルなものがあっていいようですが、買う側も世の流行と違うものは受け付けないようです。

THATTA 222号へ戻る
トップページへ戻る