岡本家記録とは別の話(上半期SFベスト篇)

 岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。7月は 『現代SF1500冊』、『海の底』、『星空の二人』、『火星ノンストップ』、『フラクタルの女神』などを収録。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

今年上半期を振り返って

 
さて、早くも今年前半が終わり、水鏡子得意の上半期の収穫を書く時期になりました。例年はやらないのですが、ちょっと統計もとって書いてみることに。
 まず、評者のblog版アクセスランキングを見ると、

  1.ベルカ、吠えないのか?(古川日出男)
  2.影のオンブリア(パトリシア・マキリップ)
  3.蠅の王/アシャワンの乙女たち(牧野修)
  4.オルタード・カーボン(リチャード・モーガン)
  5.タフの方舟(J・R・R・マーチン)、ヴィーナス・プラスX(シオドア・スタージョン)
  6.トリポッド4部作(ジョン・クリストファー)
  7.折れた魔剣(ポール・アンダースン)、ゴーディーサンディー(照下土竜)、ルドルフ・カイヨワの憂鬱(北國浩二)
  8.輝く断片(シオドア・スタージョン)、SFベスト201(伊藤典夫編)
  9.神狩り2リッパー(山田正紀)
 10.アグレッサー・シックス(ウィル・マッカーシイ)

となっています。2作3作がまとまっているものもあるので、順位が妥当とは言えませんが(しかも、関心ベストと実力ベストは別)。この中で、『ベルカ』はダントツの1位、さすがに直木賞候補ですね(なぜわざわざ、評者のblog経由でアクセスがくるのか。blogはgoogleの検索でも31番目ですしね)。意外なのはマキリップでしょうか。他での評価が少ないからでしょう。

 さてSFマガジン式に2004年11月から2005年4月までを上半期とすると、Thatta執筆者の、もう少し客観的な(というか評者の主観的)ベストはこうなります。その根拠はこちら

  1.ラス・マンチャス通信(平山瑞穂)
  2.高い城・文学エッセイ(スタニスワフ・レム)
  3.アジアの岸辺(トマス・M・ディッシュ)
  4.ベルカ、吠えないのか?(古川日出男)
  5.タフの方舟1(J・R・R・マーチン)
  6.オタクの遺伝子(稲葉振一郎)
  7.ライトノベル☆めった斬り!(大森望・三村美衣)
   8四畳半神話体系(森見登美彦)
   9.サラミス(佐藤哲也)
  10.パンドラ(谷甲州)
 
 5、6月刊行分が入っていないので、『現代SF1500冊』や『SF201』等は入っていません。ちょっと物足りないか。ノンフィクションが混じるなど、通常のベストにないものも含まれていますね。
 

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