岡本家記録とは別の話(春のオークション篇)

 岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。5月は 『アグレッサー・シックス』、『象の消滅』、『ベルカ、吠えないのか』、『天空の秘宝』、『トリポッド4部作』などを収録。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

オークションの実際

  もはや日常化したオークションの利用ですが、副業風/事業風/プロなどのように、仕入れをしてから小売するスタイルと違って、当家のように年数回の利用の場合、入札/出品するものは家の中にあるもの中心となってしまいます。見ていると、大量に出品している人は、たいてい前者のようです。プロの場合は、あまり掘り出し物はなく、一般のネットショップと価格も変わりません。さて今回は、当家システム整理で余った機材の廃棄。パソコンはリサイクル料をとられるので、オークションが便利です。たとえ、1円で売れたのであっても、送料は買主負担なのでリサイクルするよりおトクでしょう。書類手続きの手間は大差ないし。

 図1で示すのは、1つの品物を出品してから落札までの日別変動です。

 期間は最長の8日、長期の入札期間を設けることの良し悪しはありますが、周知期間という意味はあるでしょう。初日に入っているのは、まあ冷やかし。最初の入札者が落札することはまずありません。3日目まで、比較的大きく上がって見えますが、それでも相場よりかなり下位の段階です。平日は長期にわたってフラットな状態が続きます。しかし、値動きの監視を登録した人(yahoo等ではウォッチリスト)は徐々に増えていきます。8日目の朝からが事実上の開始。

 図2で示すのが、最終日の時間別変動です。早朝の2時から始まり、16時間かけて20ポイント上がり、結局最後の15分間で15ポイント急上昇して、ほぼ相場価格となっています。過去8日間を再演しているような動きが面白い。最近は自動入札システム(指値まで自動で応札するシステム)が完備されているため、簡単に決着してしまうのが特徴でしょう。

 高値を誘う一般的なポイントは、休日に入札期限がくること、入札件数が多いこと、現行商品に近い(性能や外観)こと。最後の項目は、説明文と写真で表現することになります。開始価格(スタート時点での値付け)は、相場のある品物に対しては特に意味がなく、それが1円でも100円でも、最終価格に対して影響はありません。入札数が多いほど目立つので、安くする場合が多いようです。ただ、あまり出回っていない商品(相場がない)は、1円のまま落とされてしまう可能性もあるので注意が必要でしょう。

 落札後1週間で入金から発送まで終わってしまうぐらいが多く、手間は説明文の作成と荷造りだけです。匿名性に非常に気を遣う人には向きませんが、もはや取引回数が1ケタの人はほとんどいないのが普通なので(なかばプロ化/プロアマ化している)、あまりおかしな人はいません(買うカテゴリによって、売主/買主の性格は相当異なります。同好者なら、商品説明からでも推測できます)。まあ、自分勝手な注意書きを入れている、エラそうな人に入札しないというのは、賢明だと思います。

 下記は、8日間で1700View、登録者70名、入札件数34件、当初価格比980倍で落札されたもの。売った中では、比較的高値が付いた例です。


図1)日別(8日間)・入札価格の変動


図2)最終日 時間別(2時から19時)・入札価格の変動

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