岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。2月は
『王狼たちの戦旗』、『サラミス』、『高い城・文学エッセイ』、『ゼウスの檻』などを収録。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。
ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。
あぶないハードディスク
当家のパソコンは売ったり買ったりで、時期により台数が変動します。現在は7台で家族と猫に1台の計算。しかし、問題なのはハードディスクの故障です。100ギガ級が11ヶ月目、80ギガ級が1.5年でハード的にエラーを出して復旧不能。これまでソフト的なクラッシュはあっても、機能的な故障はほとんどなかったのに、1年以内、2年以内という短期間で壊れるケースが増えてきました。稀でも、OSやソフト起動に失敗するようになったらもう危ない。このような場合、いくらソフト的なエラーチェックをしても問題は確認できません(自動的に故障を検出する機能「SMART」も、あまりあてにならないようです)。一番はっきりするのは、メーカがディスクに組み込んでいるセルフテスト機能(Seagateの場合一般的なソフトテストと、セルフテストが選択できます。他メーカも同様なツールがあります)を使用すること。ここでエラーが出たら、廃棄/交換以外に手はありませんがね。
メーカのページを見ると、最新の機種ではAFR(年間故障率)0.8%、MTBF(平均故障間隔時間)11万時間とあって、これで見る限り12年間無停止でも壊れないはず。使用条件(たとえば真夏の室温)が厳しくても、買ってすぐ故障するようには思えません。しかしながら、これはあくまでも初期不良がまったくない完全な商品についての故障時間です。早い時期に不具合が出るということは、十分なテストをされないまま(潜在的な不良品が)出荷されているということなのでしょう。ここでいう“不良”というのは、商品保障寿命5年〜10年に満たない時間で生じる、進行性/突発性の故障要因のこと。ふつう、さまざまなテストをしないと取り除けません。
ハードディスクは最近、HDビデオレコーダ、音楽プレーヤ、デジカメ/ビデオカメラ、果ては携帯電話にまで使われるようになっています。パソコンもそうですが、これだけコストが下がると、まともな検査コストは賄えません。一般のユーザに信頼性をコストに換算して説明することは難しい(日本の消費者は故障しないのが普通だと思っている)。しかし、安価で数量が増えると、不良品が混じる確率が高くなります。最初から壊れているのならまだしも、数ヵ月後に突然壊れる。容量が大きいHDレコーダでは、DVDとかでも到底バックアップは取りきれない。リスクも高まるわけです。ソフト財産を守るのも、今の時代タダではできません。リカバリーの専門業者もあります。昔に比べればこの手のサービスも安くなりましたが、ハード価格より高いかも知れません。