岡本家記録とは別の話(全国新人作家分布篇)

 岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。3月は『地球間ハイウェイ』、『スペシャリストの帽子』、『バイティング・ザ・サン』、『麦撃機の飛ぶ空』、『文学賞メッタ斬り!』などを収録。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

新人賞分布

 『文学賞メッタ斬り!』刊行記念協賛…というわけではありませんが、最近のSF/ファンタジイ/ホラー系新人賞では出身地域に若干の偏りが見られるのではないか、と思われましたので図解して見ることにしました。いやまあ、座興ですのでそれほど深い意味があるわけではありません 。

 ここで、凡例

  1. 小松賞→ 小松左京賞
    (主催:角川春樹事務所、後援:宇宙開発事業団/海洋科学技術センター/日本原子力研究所/理化学研究所)

  2. ファンタジー→ 日本ファンタジーノベル大賞
    (主催: 読売新聞社/清水建設、後援:新潮社)

  3. SF新人賞→ 日本SF新人賞
    (主催:日本SF作家クラブ、後援:徳間書店)

  4. ホラー大賞→ 日本ホラー 小説大賞
    (主催:角川書店/フジテレビジョン)

  5. ホラサス→ ホラーサスペンス大賞
    (主催:幻冬舎/新潮社/テレビ朝日 、今年は新潮社が主管)

です。すべて21世紀枠ということで、2001年以降を記載、大賞受賞者のみとしました。これを見ると、兵庫県出身者が際立って多いようです。兵庫県も広いのですが、都会があるのは阪神−山陽間(瀬戸内の海岸線)なのでそこに集中。NTT西日本が毒電波を出している(推定)せいなのか、西はファンタジイ/SF系、東はリアルなサスペンス系という雰囲気。同人誌が関係する時代はとっくに終わった、ともいえなくて上田早夕里さんとかは堀晃さんのSOLITON出身です 。ただ、他の人は関係がない。近畿圏に集中するのは、やはり例のカルテットを一として作家が多く出てきていることに刺激を受けているせいか、いや、やっぱり毒電波のせいなのか。
(小学生向け問題ですが、上記地図で示した都道府県名を答えよ。正解は地図右上から、青森/群馬/東京/愛知/京都/奈良/大阪/兵庫

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