岡本家記録とは別の話(30年後篇その2)

岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。1月は『終戦のローレライ』、『プランク・ゼロ』、『世界の果ての庭』、『戒』、『七王国の玉座』を収録。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

30年後その2

 新年あけましておめでとう、といってももう節分ですが。昨年暮れに、「風の翼」30周年が出て、気分が30年前と思っていたら、今年になって、こんどはもうひとつの「風の翼」グループとも関係する大熊さんのお誘いで、眉村卓さんとお会いする機会がありました。

 つい先日、娘さんとヨーロッパから帰国されたばかりで、「今では、女房のためにショート・ショートを書いた人」と苦笑されていましたが、お元気そうでした (まあ、私の場合は「もとDAICONスタッフの人」ですからね)。その昔、星群(中学生の菅浩江とか)や創作研究会(当時)のメンバーが、押しかけていた頃も、あまり喋らない作家系の若造(その点は、喋りたがるオタク系とは違う)を煙たがらずに、いろんなお話をしていただいた覚えがあります。ご本人は70近くなのに、40代後半のおっさん相手に、昔どおりの雰囲気で話していただけました。二重の意味で“時を忘れる”ことができましたね。77歳で、補聴器が欠かせない柴野さんが、ワールドコン誘致に熱心な点を見ても、草創期の世代が持つ熱意の不変性を再認識できます。

 旧創作研究会系のおっさんばかりではなくて、大熊人脈で、若い方もおられました。Yさんは眉村ホームページを主催されている方、司書の駄弁者さんは、図書館の同僚で岐阜からの参加。お名前までは覚えていませんが、ミステリ系HP畸人郷の方とか。
 

記号

大熊さんの「とべ、クマゴロー!」

記号

Yさんの「ワンダー・ティー ・ルーム」

記号

司書の駄弁者

記号

畸人郷

記号

風の翼

記号

風の翼(北西航路版)
 

SCOOP!

 という旧ソ連風デジカメが気に入っています(ホントは中国製で、デジカメLSIはフランス製)。今風のデジカメと比べると、サイバーショットU20くらい (ただしU20より軽い)、昔の110カメラを一回り小さくしたような大きさ。CMOS30万画素なので、携帯メール程度の画質。このクラスは、もはやおもちゃデジカメ単体としても成立しない。そもそも、夏以降は、携帯だって100万画素にシフトしてしまうようですからね。いやしかし、プラスチック製のチープな外観がよい。どう見たってほんとのおもちゃでしょう、これって。

 面白いのは、このデジカメに各種ソフト(香港メーカの原画ダウンロードソフトと、日本メーカの画像変換ソフト)を組み合わせると、妙に味のある温かい絵に仕上がる点 (下は、オリジナル画像と変換画像を単純縮小)。

 

 絵の“味”は、ロシア製アナログカメラの愛好者が多いのと同じ理屈ですね。要するに、高性能な正しいカメラでは再現できない“非在の絵”が写る (現実とは違ったものが写ってしまう)、というような。ソフトも、このカメラ用ではありません (添付されていない)。内蔵されているLSIが同じなので、“たまたま”使えます。奇跡的組み合わせで遊べるカメラというのは、ブランドメーカー製デジカメでは考えられません。Photo Deluxe for Familyがついて、実売は税込5000円くらい(もうないかも)。安いか高いかは、まあ人それぞれでしょう。
 

記号

ロシア製カメラのページ

記号

SCOOP紹介ページ
 

THATTA 177号へ戻る

トップページへ戻る