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岡本家記録とは別の話(7月後半)

 岡本家記録(Web版)もご参照ください。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

SF大会
 やあやあ今回は2週間ぶりですね。
 前回で、もうSF大会は終わってしまったわけですし、星群祭も確か今日(7月25日)なので、筆者に多少なりとも関係するイベントは、秋の京都SFフェスティバルまで、もうないわけです。と、いいながら、実は町内会の夏祭り実行委員をやっているのですが。町内何千世帯かのイベントといっても、せいぜい3ヶ月前から動き始めて、予算も50万内外ですから、新興住宅街のイベントは、それほど格式ばる必要はありません。これが古い町になると、全国的には名もなき村祭りでも、予算1億円とかの超巨大プロジェクトとなってしまいます(事実上、その村の年間最大行事であったりする)。
 SF大会は、規模的にはそういうものに近いところがあります。たとえば、最近の大会ならば、宿泊を含めた予算が数千万にも達するわけですから、まー冗談ではできない。しっかりした予算管理と運営が必要です。昔は宿泊といっても、修学旅行用旅館を借り切るくらいなのでたいしたことはない(今時そんなことをしているのは、セミナーか京フェスだけですね)。会場も、安い市民会館なのでお金もかからない。ホテルの場合は、それだけで1〜2万円×参加者1000〜2000人なので、一時的にでもフトコロに入るお金が大きい。ということで、着服事件も生じるわけです。
 まーなんたってSFファンの品格なんて、人がなんといってもわたしゃ信じません(わが身から評価)。主催する人もそのつもりで。といっても、なかなか自分と同じ人種を客観的に見ることなどできませんがね。



超古代のSF大会

 さて、世間ではフライトシミュレータ・マニアの航空おたくがハイジャック事件などを起こして、またまたヴァーチャル現実論争(幻想と現実の区別ができない若者の犯罪であり、それは悪である)が出てきています。犯罪行為が悪であるのは、法治国家に住む限り当然のこととしても、どうも世の中にはヴァーチャルであるということとと、現実との境界線が、明確に引かれているように錯覚している人が多いようです。しかし、現実の世界ではシミュレーションとリアルとは、ほとんど1対1になりつつあります。たとえば、多くの工業製品はシミュレーションの結果生まれてきたもので、シミュレーションでOKならば現実にも存在できます。そうである以上、ヴァーチャルであることと現実とは等しいといえますし、そもそも金融の世界などは大昔からヴァーチャルなのです(だからイカンのだ、というのも一つの見識でしょうが、いまさら物々交換経済をする人はいない)。実際、犯人のおたくも、シミュレーションどおりに犯罪を実施できたわけなので、その現実度がいかに高かったかがわかります。まーこの上、操縦ができてしまっていたら、マイクロソフトを儲からせていただけかもしれませんがね。


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