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どうも、お久しぶりです。かつて紙ザッタの初期に東三国通信という駄文をちょこちょこ書いていました、東 展弘こと村上 純平です。
連載していたのがもしかすると10年以上前じゃないかしらん。当時、東三国に住んでいたところからこのタイトルを付けた覚えがあります。まだ大学卒業して社会に出て何年もたたない頃で、社会の荒波に揉まれ、毎日あしたこそ会社を辞めてやると思い続けていた様な日々でしたなあ。だいたいペンネームの東 展弘っていうのも、大学のSF研が当時出入りしていたいまは無き中華料理屋東天紅からとったものだったのです。
紙ザッタが消滅した前後に本当に会社を辞めてしまったり、震災に遭って九死に一生を得たり(まさに!)まあいろいろありましたが、(だいたい、今じゃ東三国に住んでもいない)10年、じゃなくて20年1日のごとく変わらない人たちのおかげで、相変わらず、意識下は変わらない状態で居させてもらっている感じです。
このたびザッタが電脳化されるのを機会にちょっと復活してみようかという事で、今回からちょっと書いてみる事にしましたので、よろしく。さて、内容ですけど、出来れば、旧編集長のやっていた最近買ったCDレビューとなるべくSF以外のブックレビュー、プラス周辺雑記をやっていこうかな、と思ってますので。(てらさんいいよね?最近CD買ってないって言ってたし)
では、第1回、まずCDを軽く。
SWEET INSANITY COLLECTION Brian Wilson #SIBW-0980D
今やある意味でカルトヒーローになった感のあるブライアン ウイルソンの未発表アルバム”スイートインサニティー”のブートレグ盤。このアルバムの前に出た、最初のソロアルバムの頃の事を”グリンプス”でも描かれているけど、そのあとすぐに続けてレコーディングされたものらしい。詩の内容に個人的な問題が入っている(12曲目のBRAIAN、)とかで、レコード会社から拒否されたとの事。もっとも、当のブライアンは当時かかっていた精神科医ユージン ランディのマインドコントロール(!)下にあったらしい。メロディメーカーとしての才能は十分に出てて耳ごこち良く聞き流すにはなかなか良。録音状態はまあまあ。梅田フォーエバーで購入、2,680円也。
旧編集長と違って僕はカバーする年代が若干上がっていて、一部後追いもあるけど、基本的には自分がリアルタイムで聞き出した頃、つまり洋盤は70年前後、国内は65年位になってくる。例外的なのはテレビ物(例えばモンキーズ)で、これは僕がけっこうテレビっ子だったというのが理由で、このアルバムもそういう部類に入ってくるものかな。学園物TVアニメ”アーチーにおまかせ”(だったけ?)で劇中、主人公のバンド、アーチーズが演奏する曲をあつめたもの。インナースリーブに実在のバンドっぽく実写の写真があるけどどうもモデルらしい。実態はスタジオミュージシャンとの事。中味はタイトル曲の印象が強いせいか、それ以外はぜんぜん残らないただのポップス。阪急三番街中古バーゲンで購入、1,000円也。
今回は第1回ということでこれくらいにしておきます。次回以降こんな調子で軽く忘備録程度の感じでいきたいと思いますのでよろしく。