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ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。


千の夢

 第5短編集『豚の絶滅と復活について』は9月18日に発売開始されています。POD版も含めていつでも購入可能。Unlimitedならいつでも無料。

 12月です

やっぱり変異株が現われ、第6次は避けられなくなった今日この頃です。メタセコイヤの落葉もそろそろ終わりか。ちなみに、メタセコイヤは町内の街路樹です。

 例会では水鏡子がPC(オンライン)ゲームにはまっているという話でしたが、わたしも(ごく稀に)PCゲームをすることがあります。

 MS Fright Simulatorという、歴史のあるフライトシミュレータです。フライトゲームは伝統的に空中戦を行うバトルもの(主流)と、飛ばすことに専念するマニアックなシミュレータ系に別れますが、これは後者。ストイックに、飛行のリアリティを追求するゲームです。線画しかないワイヤーフレームから始まり、CPUとグラフィックの性能向上に従って進化してきました。とはいえ、わたしのPCはゲーマー仕様ではないため、レンダリングがだんだん追いつけなくなりました。そんなこともあり、MFS2000(1999)以降はいったん離脱。MSでの開発も、2006年を最後にストップしました。グラフィックデータの肥大化があり、コンシューマー向けゲームシステムとしてのバランスが悪くなったからでしょう。

 今回使うMFS2020では最新のテクノロジーが使われています。高精細なデジタル世界地図データと、クラウド利用でのオンライン・アップデート、リアルタイムのフライト機反映(目視できる)、天候の同期(現地の天候と太陽の位置が反映される)、VRによる360度(全周)再現、AIを使った操縦アシストなどです。MMO型のエアレース機能も加わりました。わたしもゲームプレイ可能となる最低限のシステム(といっても、ミドルハイ以上のCPUとGPUが必要です)を揃えたのですが、LSI関係は春以降の半導体不足と仮想通貨採掘需要(GPUの並列計算機能を使う)の影響で価格が数倍に高騰、流通の混乱もありそもそも入手自体ができません。何かと大変でした。

大阪空港 大阪空港上空

神戸ポートタワー神戸ポートタワー周辺

明石海峡大橋明石海峡大橋

 ちなみに機体はvelocopter社のvelocityというドローン型空中タクシーです。現在試験中でまだ実用化はされていません。最高時速は100キロくらい。これ以上早い機体(ビジネスジェットからエアバスまで、標準で10数種が付属)だと、低速で何かをじっくり見ている余裕はなくてすぐに墜落してしまいます。イージーモードなんですけどね。

 難易度の高い空港への着陸とか、本物の空路標識に従って飛ぶとかのチャレンジなどはありますが、わたしの場合、無目的に飛ぶのが大半です。地図データは3Dが完全ではないので、知っている街でも、接近すると見知らぬ街に変貌します(ディティールはAIが自動生成する)。ただ飛ぶ続けるだけで、どこでもないどこにもない光景、見知らぬ世界に到達できます。


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