岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。


 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、
それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

 第54回日本SF大会 米魂のKSFA企画(前号参照)も無事済み、予想通りのジジババ企画になったようですが(twitterでの当日の評判はほとんど見当たらないので推測)、詳しくは大野万紀レポートを見ていただくとして、今回はジジババが若かった当時を描いたフィクション(原稿用紙26枚足らずの掌篇)を掲載してみます。

 この作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。もともと、写真などのヴィジュアルをプレゼンする際に使うツールなので、文字だけしかないとちょっと寂しい。タイトルページが表示されたら、下向きにスクロールしてください。PageUp、Downキー、矢印キーで1画面単位で読めます(スクロールバーも使えます)。

 本文はWebベース、レイアウトは自動整形されますので、PC以外のスマホやタブレットでも快適に読むことができます。デフォールトでは字がちょっと大きいかもしれません。sway自体では変更できないため、ブラウザの画面拡大縮小機能で調整してください。

流れついたガラス
(クリックすると別ウィンドウが開きます)

 ファンフィクションですし、お読みいただいた以上のものではありません。本作品のモデルは1974年の神戸大学SF研で、雰囲気はこんな感じだったのですが、事実とは異なる改変がいくつか含まれています。主人公、先輩を含め、登場人物の設定と時代背景の数字はかなり変えてあります(どこが違うかは、読んで探してみてください)。

 また、前回書いた通り70年代半ばの日本は、賃金は今日比4分の1、国家予算は10分の1とまだ貧しかったこと。自然災害の結果地方が見捨てられる西村寿行『蒼茫の大地、滅ぶ』が書かれたのは1978年のこと(棄民はありえた)。対策に通気孔が設けられるのは80年代になってから、という事実も前提にしています。

 なお本編は、大熊宏俊編『怪異居留地』(チャチャヤング・ショートショートの会)収録作を一部改訂したものです。sway上での読みやすさを考慮して、改行を増やしています。

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