みだれめも 第205回

水鏡子


 4月以降の予定です。

 まず、とりあえず、家の掃除。
炊事は食べないと死ぬ。洗濯しないと着るものがなくなる。ということで、一人暮らしのしわよせは、片づけ、部屋の掃除にきます。御同輩はいかがでしょうか。来客がないとなかなかね。本棚の整理だけでせいいっぱい。お坊さんが来たお盆のあとはあまりきちんと掃除していない。
 このへんの整理・整頓に、キッチンその他のリフォーム、作業環境の整備などを検討中。
 タイムリミットはやっぱりお盆で坊さんがくるまで。

次に、生活のリズムの確立。平日月曜から金曜までの週5日、朝の9時から12時まで、縛りをかけて、原稿を書く時間、リストを作る時間にする。
 なにかをやると言ったって、書けなきゃ始まらないのだけどここ何年も、みだれめもを含めて年間50枚以上書いたことがない。執筆体力がとんでもなく衰えている自覚がある。  
 だからとにかく時間を決めて、パソコンに張りつき、執筆体力の回復と、文章の砥ぎ直し、ネタの仕込みをめざします。
 想定目標は年間300枚。みだれめもの毎月2回連載を考えています。できるだろうか。

 近況です。

 ネタの仕込みと確定申告の資料づくりを兼ねて、今年の1月から買った本の記録をつけることにしました。あんまりいいことではないんですがね。受けるネタを作るために、余計に買う本が増えることになる。
 ひと月多くて3万円と踏んでいたのだけど、軽く越えている。3月22日現在で、104,979円504冊。平均値が200円を超えている。いけません。
 新刊本を28冊、『日本幻想作家事典』(5,500円)とか『伝奇幻想小説集成』(野村胡堂・5,200円)、『Great Posters from the Golden Age of the Silver Screen』4,000円なんて本を衝動買いしているからしかたないか。だから古書市は嫌いだ。
 うち、間違えて買ったダブリ本が42冊。最悪のダブリ本は別冊太陽『子供の昭和史 少女漫画の世界T』2,100円。この巻はまだ持っていないと思っていたのだけどね。今回ダブリが多かったのは、古本市で早川SFシリーズが1冊300円で50冊ほど出ていたため。まだ四分の一ほど未所有のものがあるのだけど、図書館で読んだり、SF文庫で出なおしたのを読んでいたりで持っていない本がよくわからない。その日しか行けなかったので、ある程度のダブリを覚悟して11冊買って帰ったら、未所有本が2冊しかなかった。
 その他合わせて8,000円くらいが無駄遣い。
 作家別では、田口仙年堂『吉永さん家のガーゴイル』他、高山しのぶ『あまつき』他、三浦勇雄『聖剣の刀鍛冶』、上月司『レディ×バト』、天野明『リボーン』、手塚治虫といったところをたくさん買った。この6人で百冊越えている。田口仙年堂、高山しのぶはとりあえず全部集めてみるつもり。
 そのあたりの感想は、次回からの仕込みネタということで、今回はこのへんで。


THATTA 275号へ戻る

トップページへ戻る