岡本家記録とは別の話(光篇)

岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。12月は『姉飼』、『火星ダーク・バラード』、『ヘル』などを収録。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

光ネット

 今月は買い物日記ですね。

 ずいぶん前(2002年4月記事)にFTTHのことを書きましたが、ようやく当家もFTTHに交代しました。CATVモデム(2000年2月記事)はおよそ3年で降板です。CATVの場合、初期のシステムだったせいもあり、当家では実効300kbps程度(ベンチマークで最大600kbps)の通信しかできませんでした。安定的な環境ではなかったせいもあります(速度低下、ネット中断が結構ある)。光になってからは、プロバイダの内部専用サイトで50Mbps、ここでは20Mbps、ここでは12.1Mbps、ここでは6Mbps、ここだと3Mbpsとまあ、あまり当てにはなりませんが、少なくとも1Mbps程度のストリーミング放送を受信する性能は出ているようです。うーん、冷静になって考えてみれば、光にする必然性はなにもありません。1Mbps出れば不自由ないので、ADSLで十分ともいえます。とはいえ、当家の場合交換局からの距離が4キロぎりぎり。おそらくその速度には達しません。やむなく光を選んでいるわけです。

 速度が上がった関係で、長年使用していたPCベースのサーバーを停止し、専用機に交換しました。といっても、前者はLinux、後者もLinuxでOSは同じです。前者は486(66MHz)を使って、ファンも止め(CPUファン、電源ファンもありません)、ハードディスクも使用しないもの。2年間無停止、熱暴走なしで動作しました。さすがに、486では100Mbpsの光には苦しい。専用機は組み込みCPUベース、ビデオサーバーとして売られているもの。ちょっと前まで、古いCPUを使ったLinuxベースのサーバーは大変流行ったものでしたが、これを常時動作させるのは結構大変なのです。たとえば、Edenベースのファンレスマシンは消費電力60Wで、PCとして“画期的に”低消費電力と感じます。しかし、いまどきの500リットル大型冷蔵庫でも消費電力は40Wです。サーバ1台で冷蔵庫1.5台では、一般家庭的には過剰でしょう。その点、専用機は(インテル系CPUを使わないから)17Wなので、まだ許せるレベルです。とはいえ、この機械はSONYのコクーンNECのホームAVサーバーと外観は似ているものの、PCの事業部が作っていることでも分かるように、コンセプトは家電というよりパソコンですね。ネットワークでつないだパソコンで、サーバーのHDDに記録した番組をストリーミングで視聴することができます。PCが4台(家族に1台)もある、マニアックな環境では便利。家中どこでもでビデオ予約化、視聴化って、こういうのがユビキタスなのでしょうかね。

 Linuxといえば、初代Linux Zaurusが在庫処分で出回っています。元値の7割引なので、とってもお買い得。外見は単なるPDAながら中身はLinuxです。コマンドベースで使えます。趣味で使うには好適でしょう。PDAのOSにするにはマイナーすぎたため、対応するソフトは不十分ですし、あっても専門的すぎてLinuxを知らない人には難しいかもしれません。海外のサイトは結構充実しているようです(筆者も詳しくありません)。さっそく買っていじってますが、うーんダウンロードしたメディアプレーヤ(Qtopia対応)が動かないなあ。

  今年も暮れてきました。THATTAクラブの面々は、あまり大きな変化はなかったように思います。とはいえ、見えない私生活で大変だった人も、そうでなかった人もいることでしょう。何はともあれ、読者の皆様も、また来年宜しくお願いします。

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